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【ドイツ】人気観光スポット「ミニチュアワンダーランド」からエリカの花畑まで。ハンブルクの新しい魅力を巡る旅


ドイツ第2の人口規模を誇る、自由ハンザ都市ハンブルク。北海へと注ぐエルベ川が流れる湾岸都市で、世界遺産の赤レンガ倉庫街のノスタルジックな風景も有名です。そんなハンブルクの新たな魅力を開拓!ドイツで一番人気の観光スポット「ミニチュアワンダーランド」では最新アトラクションを、さらに郊外では心に残る絶景にも出合いました。


 

 

ドイツ第2の都市「ハンブルク」





北海へと続くエルベ川沿いにあり、ドイツ最大の港を有する北部の都市「ハンブルク」。ユネスコ世界文化遺産に登録されている赤レンガ倉庫街は、19世紀後半から20世紀にかけて、世界屈指の国際商業都市として栄えた当時の面影が残っています。運河沿いに広がる倉庫街は、圧巻の規模!



19世紀に活躍した音楽家ブラームスの故郷であり、下積み時代のビートルズが滞在していたという地区もあるなど、クラシック音楽からロックまで、音楽ファンを魅了する都市としても知られるハンブルク。2017年には、大規模なコンサートホール「エルプフィルハーモニー ハンブルク(Elbphilharmonie Hamburg)」が完成し、新たなランドマークになりました。コンサート鑑賞としてだけではなく、展望台からの素晴らしい眺めを楽しむ観光スポットとしても人気です。

ドイツで最も人気の観光スポット「ミニチュアワンダーランド」





ドイツ観光局が世界の旅行者を対象に実施したアンケート調査で、昨年に続き2022年も人気ナンバー1の観光スポットに選ばれた「ミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)」。鉄道をテーマに世界のさまざまな国がミニチュアで表現された、アミューズメント施設です。

街に建物が立ち並ぶ様子や山や川、海といった自然の風景など、繊細なクリエーションはお見事。子どもだけでなく大人が思わず見入ってしまう展示がたくさんあり、時間があっという間に過ぎてしまう空間でした。

幅広い世代が楽しめる最新アトラクション



そんな人気スポットで新しく始まったアトラクションが、VR体験「YOULLBE GO(ユルビー ゴー)」。専用のVRゴーグルを装着し、両手にはコントローラーを持ってバーチャルの世界を歩きながら旅できるというものです。



80㎡のスペースに複数の人がゴーグル装着してウロウロしているのを最初に見たときは、視界が塞がれた状態でぶつからないのか、どうやって歩けるのか心配ばかりでしたが、実際に体験してみると意外と簡単。現実の世界で近くにいる人はVRの世界では赤い影で表示されるので、避けながら歩くことができ、気軽にVRの世界に浸ることができました。

舞台はミニチュアワンダーランド(今回はイタリアのベニス)という設定で、ゴーグルを被った状態で上を見上げると、人がのぞき込んでいるような映像も。片手に鍵を持って各ポイントでそのカギを使いながら旅をする簡単なアクティビティなので、幅広い世代が楽しめるはずです。

【ミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland)】
所在地:Kehrwieder 2, 20457 Hamburg, Germany
公式サイト(ドイツ語/英語):https://www.miniatur-wunderland.com/



薄紫の花畑の絶景が広がる「リューネブルガー・ハイデ」





ここからは、ハンブルクの郊外の魅力をご紹介しましょう。ハンブルクから南へ車で約45分の場所に位置する「リューネブルガー・ハイデ(Lüneburger Heide)」は、氷河期の堆積物によって形成された場所で、自然保護地域に指定されています。ここでは、拠点となる小さな村「ウンデロー(Undeloh)から森を抜け、低木の植物が茂る草原や丘陵地を歩くツアーに参加しました。ゆっくりとウォーキングを楽しんでいると、薄紫の花が一面に広がる美しいエリアが出現。

8月~9月が旬!「エリカ」の花畑





一面に広がる小さなピンク紫色の花は、「エリカ」と呼ばれる低木の植物で、古くは屋根の藁として使用されたり、染料として使われていたほか、ハーブティーとして食すなど、この地域に住む人々にとって身近な存在だったのだそう。

今年の夏は記録的な猛暑と水不足の影響で開花の時期が短いそうなのですが、それでも8月下旬に訪れたときはまだまだ美しい姿を見ることができした。リューネブルガー・ハイデ地区の観光担当の人によると、エリカの見頃はおおよそ8月から9月にかけておよそ2カ月。一面がうす紫色に染まる絶景が広がるのだそうです。

近くの町には地産地消の料理を提供するホテル・レストランも





「リューネブルガー・ハイデ」は標高200mにも満たない穏やかな丘陵地帯なので、気軽にハイキングが楽しめます。ハンブルクからの日帰りも可能ですが、田舎の雰囲気をゆっくり楽しみたいという人には、近くの町で1泊するのもおすすめ。



ハイキングコースの拠点「ウンデロー」から車で5分ほどの「エーゲストルフ(Egestorf)」という小さな町には、150年以上もの歴史を家族で受け継いできた老舗ホテル「ホテル アハト リンデン(Hotel Acht Linden)」があります。

地域の食材にこだわった食事が提供されていて、リューネブルガー・ハイデの一部で牧羊されているという羊肉のメニューも。クラシックな料理にモダンな彩りがプラスされた、味わい深い本格料理をいただきました。

【ホテル アハト リンデン(Hotel Acht Linden)】
所在地:Alte Dorfstraße 1, 21272 Egestorf, Germany
公式サイト(ドイツ語):https://www.hotel-acht-linden.de/



家族で楽しめるりんご農園「ヘルツアプフェルホーフ リュース」





ハンブルクから西方向へ車で約40分、「アルテスランド(Altes Land)」と呼ばれる地域は、りんごやナシ、さくらんぼなどの果樹園が点在するエリア。今回はその中のひとつ、オーガニックのりんご農園「ヘルツアプフェルホーフ リュース(Herzapfelhof Lühs)」を訪れました。ここは18世紀から続く果樹園で、およそ250種ものりんごが植樹されているのだそうです。

新鮮なりんごはもちろん、ジュースやジャム、ゼリー、ビネガーなど、さまざまな商品を展開しているほか、収穫時期にはりんご狩り体験を実施。 毎年収穫を楽しみにしているという、家族の姿もありましたよ。

りんごの形をした可愛いグッズがたくさん





「ヘルツアプフェルホーフ」とは、ドイツ語で「ハートのりんごの園」という意味だそうで、果樹園を上空から見るとりんごの形に見えるというこだわりよう。お土産ショップや食事ができる建物が併設されており、中に入るとりんご型に模られたオブジェが目を楽しませてくれます。

テーブルや椅子、トレーや照明に至るまで、さまざまなアイテムがりんごの形に模られていて、とってもメルヘンな雰囲気。子どもと一緒に家族で楽しめそうな、可愛い空間でした。

【ヘルツァッフェルホフ ルース(Herzapfelhof Lühs)】
所在地:Osterjork 102D-21635 Jork, Germany
公式サイト(ドイツ語):https://www.herzapfelhof.de/



歴史的な魅力や新しい建物、アトラクションなど、新旧の見どころが多い自由ハンザ都市ハンブルク。地元ならではの食体験ができるスポットや心に残る風景が広がる郊外エリアも、ぜひ注目してみてください。

[all photos by minacono]
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