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【ブルーピリオド展】もう観た?青春に没入する体験型漫画展が話題|天王洲・寺田倉庫


劇場に展覧会にと多々イベントが開催されている東京のアートの街・天王洲。寺田倉庫G1ビルでは、2022年6月18日(土)〜9月27日(火)まで、人気漫画『ブルーピリオド』初の展覧会「ブルーピリオド展〜アートって、才能か?〜」」(以下、ブルーピリオド展)を開催中です。おうちで楽しめるデジタル展も公開し、その勢いは8月6日(土)からの後期も止まらない。コラボドリンクも一緒に、漫画とアートの世界にどっぷり浸ってきました!
東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )

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漫画『ブルーピリオド』現地会場&デジタルで開催中



『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載中の、山口つばさ先生の漫画『ブルーピリオド』。2020年にマンガ大賞を受賞し、2021年にはTVアニメ化、2022年3月に天王洲 銀河劇場にて舞台化も果たす人気作品です。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )単行本
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐちやとら)が主人公。ある日一枚の絵に心奪われた八虎は、その衝撃に駆り立てられ、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じ、美大を目指していく物語。

美術についてアート初心者にもわかりやすく、才能、努力、葛藤に悩みもがく登場人物たちの心情にもふれ、読み手の心をつかんでいます。

同展では、原作の世界を追体験する展示から、名画解説などアートを身近に感じる展示まで幅広く、ただの漫画展ではない体験が待っています。公式アンバサダーは、本作品の大ファンである芸人の麒麟・川島明さん。音声ガイドも担当され、川島さんの作品への愛があふれた解説と美声も一緒に楽しめます。

会場を360度撮影したVR空間で展示内容を鑑賞できる「バーチャルエキシビジョン」も公開をスタート。コンテンツも随時追加予定とのことで、1回のチケット購入で10月27日まで何度でも鑑賞OKです。


原作とアートの世界に没入だ



東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )2
10以上もある展示から構成された「ブルーピリオド展」。まずは「ピカソの絵がわかんない」の展示からスタート。最初は瞳の奥が空虚な八虎が印象的。しかし、鑑賞を進めるごとに目頭が熱くなり、アニメで観ていた筆者も「あの場面だ」と感激が止まりませんでした!

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )3
八虎が美術をはじめるきっかけとなった、美術部・森先輩の「天使の絵」。原作の絵を実際の100号サイズに引き延ばしています。やわらかな色、緑の深みの濃淡、額縁の端まで絵付けが再現され、八虎のように衝撃を受けました!

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )4
早朝の渋谷で⼋⻁が美術と出会う物語の象徴的なシーン「青の渋谷シアター」。原作のコマを大きく引き延ばして少し湾曲させた展示で、次の没入型シアターへ誘います。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )5
静かな青の中、八虎の心臓が熱く動き出す様子を描いた約2分間の映像。3面から成るシアター映像に音楽も重なり、人と見え方が違うことを肯定してくれる森先輩の言葉が響き、原作ともアニメともまた違う迫力……。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )6
作中に出てくる名画を、美術予備校の同級生・橋⽥たちと⼀緒に鑑賞しながら、自分なりの名画の楽しみ⽅を発⾒するコーナー。名画には作者やタイトルも書かれておらず情報を極力排除。自分が買い付けるならどの1点にするか感覚で決めてシールを貼って投票。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )7
名画の感想を自由に書いて付箋で貼るコーナーもあり、いろんな視点に気付かされる参加型のアート鑑賞。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )8
八虎が100号の縁の絵画に挑戦した場面も、実物大の複製原画が展示されています。原画のコマを大きく切り取って、八虎の真剣な目力と絵画に圧倒……。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )9
美術室のような空間で美術部員気分になれる「キャラ大石膏室」。登場⼈物たちの石膏像風の造形物が並び、平日限定で来場者はデッサン可能。壁には、新宿美術学院のデッサンイベントの優秀作品や一般の方の作品も飾られ、みなさんの熱量を感じます!

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )10
ファン心理が一段と躍動するのが、試験会場を再現した「1次試験」の展示。右は世田介くん、左が八虎の自画像。1次試験前に絵を描くことが怖くなった⼋⻁の絵のそばには割れた鏡も置いてあり忠実。作中では出てこなかった他の登場人物たちの自画像作品もあり、作品の下には名前を描いた受験票も。その筆跡から人物の性格を垣間見れるのも楽しい!

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )11だんだん上達していく八虎の絵画を追う「ブルーピリオドウォール」。線・色・構図の絵の変化だけでなく、青い壁にはその時の場面も描かれて、まるで思い出のアルバムを見ているよう。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )12
作中で胸打つ台詞シーンを、巨大なアクリル板に複製し吊るした展示。力強い黒線が描く絵と台詞に囲まれた斬新な空間。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )13
外からの光に透けて影絵となり、新しいアートが誕生しましたね!

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )14
退場時は、入場時に渡された「受験票」で、八虎の気持ちになって合格発表を確認。しかも「一筆目ネーム原稿(7種)」が日替わりで1種プレゼントされ、入退場まで飽きない仕掛け!


山口つばさ先生の世界とグッズ



東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )15
山口つばさ先生の仕事場を再現したコーナーでは、資料や先生の卒業制作のマンガ作品などを大公開。山口先生の多彩な画力を鑑賞でき、ブルーピリオドの制作現場のインタビュー動画も上映している必見コーナー。実はデスクの椅子に座れます!

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )16
グッズショップにも、山口先生の描きおろしマンガやアニメ『ブルーピリオド』の声優陣との対談などを収録した公式図録や、文具やTシャツなどグッズも数多く販売。


後期の新公開&若手アーティストにも期待



東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )17
ちなみに、展覧会のキービジュアルや作中の美術作品は、全国の美大受験予備校生が実際に描いています。後期からは、現在活躍中のアーティストが、八虎と同じ題材の作品を制作した作品も入れ替わり、しかも、芸人・俳優・彫刻家である片桐仁さんがご家族と製作した作品も追加で展示されています。画材や表現方法により、同じ絵・モデルでも全く違っていて、みなさんの才能の塊にワクワク!


鑑賞後は「WHAT CAFE」へ



最後に訪れたのは、ボンドストリート沿いにある「WHAT CAFE(ワット カフェ)」。2022年9月27日(火)までの会期中、展覧会とコラボレーションした4種のドリンクが登場しています。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )「WHAT CAFE」コラボレーションメニュー
(上から)アート業界で活躍する若者が全身で感じる甘酸っぱい青春を爽やかなブルーのソーダで表現した「青春のブルークリームソーダ」(900円・税込)、赤色のジュースにカラフルな果物を入れた「色彩を楽しむノンアルコールサングリア」(800円・税込)、ジンベースのアルコールドリンク「早朝の渋谷のカラーカクテル」(800円・税込)、赤・青・黄が輝く「3原色のカラフルゼリーソーダ」(800円・税込)。すべてアイスで夏にぴったり。

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )「WHAT CAFE」コラボレーションドリンク「青春のブルークリームソーダ」
1番人気の「青春のブルークリームソーダ」。青春の青がキラキラ輝いて、大きいバニラアイスをのせています。熱い気候にスッキリと、アイスで疲労も回復!

東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )「WHAT CAFE」コラボレーションドリンク「青春のブルークリームソーダ」2
バニラが溶けて青が水色に、爽快に甘く、夏の青春を謳歌したくなる!

東京都品川区・「WHAT CAFE」館内
「WHAT CAFE」では、約1か月で全作品が入れ替わるので、多くのアーティストさんの発表の場となり、来訪者も常に新しい芸術とふれあえます。食事系からコーヒーまでカフェメニューもあり、たまにアーティストさんも在廊されているようで、気軽にアートな交流を深められます。


「WHAT CAFE」
●住所:東京都品川区東品川2-1-11
●営業時間:11:00~18:00
●定休日:不定休
●HP:https://cafe.warehouseofart.org
(展示の入れ替えや貸出イベントなどで休館の場合あり。営業日の詳細はHPにて要確認)




SNSで自分の「絵(せかい)」を投稿



東京都品川区・「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」(©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会 )フライヤー
漫画展という枠から飛び出し立体的で五感をフル回転させ、たくさんの才能に触れることができた「ブルーピリオド展」。自分の目を通した自分の「絵(せかい)」を思うがままに描いたら、「#ブルーピリオド展」「#俺の絵」でSNSに投稿して、みんなの“ブルーピリオド”や“青”を楽しみたいものだ!

©山口つばさ/講談社/ブルーピリオド展製作委員会


展示会名「ブルーピリオド展 〜アートって、才能か?〜」
●会期:2022年6月18日(土)~9月27日(火)
●時間:10:00~18:00(最終入場は閉館時間の30分前まで)
●チケット料金
〇会場のみ「ブルーピリオド展」入場券(2,000円/高校大学生1,400円/小中学生900円)
〇音声ガイド付き入場券(2,700円/高校大学生2,100円/小中学生1,600円)
※音声ガイド追加購入は800円
〇オンラインのみ「ブルーピリオド展デジタル(音声ガイド込)」(共通1,500円/10月27日まで鑑賞可)
〇会場とオンライン両方「特別チケット(音声ガイド込)」(3,300円/高校大学生2,700円/小中学生 2,200円)
●問い合わせ:050-5541-8600(受付9:00~20:00)
●HP(チケット購入):https://blueperiod-ten.jp/
●会場:東京 天王洲 寺田倉庫G1ビル
●住所:東京都品川区東品川2-6-4
●交通:りんかい線・東京モノレール「天王洲アイル駅」から徒歩約4~5分


[all photos by kurisencho]

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