【地図記号クイズ】貝塚や古墳に庭園や橋も！「〇跡・〇勝・〇〇記念物」

旅好きの皆さんの中には、「1日中ずっと地図を眺めていられる」なんて言う人も多いかもしれません。遠い地の景色を思い描きながらの卓上トリップも素敵ですよね！　そこでここでは、そんな地図好きさんのために「地図記号クイズ」を連載でお届けします。2万5千分の1の地形図には、全部で134種類の地図記号が設定されているそう。よく知っている記号から、「はじめて見たかも」なレア記号もあるかもしれませんね！

今日の地図記号は「史跡・名勝・天然記念物」

3つの点が三角形を描くような記号です。この記号は、文化財保護法という法律できめられている史跡・名勝・天然記念物の場所や地域を表します。今日の地図記号の正解は「史跡・名勝・天然記念物」でした。

史跡・名勝・天然記念物の記号には、その名前も表記してあり、特別な史跡・名勝・天然記念物には、名前とともに「（特）」と表示されます。

兼六園（石川県金沢市）(C) Shutterstock.com

茶畑の地図記号とよく似ていますが、史跡・名勝・天然記念物の地図記号のほうが大きいのが特徴です。ちなみに茶畑の記号は、茶の実を半分に切った時に見える形に由来していますが、史跡・名勝・天然記念物の記号は、フランスをはじめヨーロッパで「名勝古跡」の記号として使用されていたものだそうです。

なお、史跡・名勝・天然記念物が指すものは下記のとおりです。

史跡
貝塚や古墳、神社、お寺、お城の跡地や昔の人の家などの遺跡で、歴史的に、または学問上の価値の高いもの
名勝
庭園、橋、峡谷、海浜、山などの景観の美しい地で、芸術的に、または鑑賞する上で価値の高いもの
天然記念物
動物、植物、地質鉱物などで学問上価値の高いもの
 

 
番号：101
名称：史跡・名勝・天然記念物
適用：1. 「史跡・名勝・天然記念物」とは、文化財保護法（昭和25年法律第214号）に基づき指定された史跡、名勝又は天然記念物をいう。
2. 指定区域中央又は対象物の位置に表示する。
3. 指定区域又は対象物を示す他の記号がある場合には、史跡・名勝・天然記念物記号を転位し、指定区域又は対象物を示す記号に添えて、史跡・名勝・天然記念物記号を表示する。
4. 史跡・名勝・天然記念物は、記号に添えて名称を注記する。
5. 名勝の名称が、山又は島の名称と同一で、その範囲が狭い場合は、山名又は島名で名勝の名称を兼ねるものとする。
6. 文化財保護法第 109 条第 2項に規定する特別史跡名勝天然記念物には、名称の注記に添えて「（特）」と表示する。

参考：国土地理院　https://www.gsi.go.jp/top.html

■あわせて読みたい

【地図記号クイズ】リゾートな旅先に多いかも!?「〇〇科樹林」
【地図記号クイズ】病気やケガとのきにお世話になる心強い「〇院」
【地図記号クイズ】高地でよく見る「あの植物」がいっぱいの場所！