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【2022】京都の「蓮(ハス)」が美しいスポット10選!名所・穴場、早朝拝観も


夏の初めに見頃を迎える蓮(ハス)の花。池や鉢に浮かぶ様はどこか神秘的な雰囲気が漂います。蓮は泥水の中から清浄な美しい花を咲かせることから、仏の知恵や慈悲の象徴ともされています。早朝に咲き始め、昼にはしぼんでしまうので、できるだけ早起きをして出かけましょう。京都で蓮を楽しめる、名所から穴場まで10ヵ所をご紹介します。

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地図で京都の「蓮の名所」をチェック!




【法金剛院】期間限定で早朝拝観が行われる「蓮の寺」



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JR花園駅にほど近い、京都市右京区の双ヶ岡(ならびがおか)の東麓にある「法金剛院(ほうこんごういん)」。「関西花の寺二十五ヵ所」の十三番目の霊場であり、通称「蓮の寺」として親しまれています。花弁がほんのり桃色の酔妃蓮(すいひれん)、法金剛院蓮、天竺蓮(てんじゅくはす)、大賀蓮(おおがはす)など約90種もの蓮が、白、赤、黄、薄緑色の花を咲かせます。

毎年、蓮の見頃である7月上旬~8月上旬にかけて、早朝から蓮を楽しめる「観蓮会(かんれんえ)」が開催されます。2022年は7月9日~7月31日、7時30分~13時。蓮は早朝に開き、お昼ごろには閉じてしまうので、この機会はとても貴重です。清々しい空気の中で、日本最古の人造の滝「青女の滝」のある国の名勝庭園で、もっとも美しい朝の蓮を愛でることができます。

法金剛院は平安時代初期に、右大臣清原夏野(きよはらなつの)が山荘を営んだ所を寺に改めたのが起源です。寺は次第に荒廃しますが、大治5年(1130年)に鳥羽上皇の中宮である待賢門院(たいけんもんいん)が再興し、寺名を「法金剛院」にあらためました。春の待賢門院桜、秋の紅葉をはじめ、四季折々の花でも知られています。

【蓮の見ごろ】7月上旬~8月上旬
観蓮会:2022年7月9日~7月31日(7:30~13:00)  

法金剛院
住所:京都市右京区花園扇野町49
TEL:075-461-9428
拝観時間:9:30~16:00(閉門16:30)
観蓮会:2022年7月9日~7月31日(7:30~13:00)
開門時間:7:30~13:00(受付は12:30まで)
拝観料:大人500円、小人300円(できるだけ釣銭が出ないよう小銭を用意)
URL:http://houkongouin.com/


【大覚寺・大沢池】広大な池の半分を覆う壮麗な景色



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嵐山の北部・嵯峨野にある「大覚寺(だいかくじ)」の境内東に広がる「大沢池(おおさわのいけ)」。京都最大の蓮スポットで、周囲約1kmの池には、古代蓮で大覚寺独自の品種である名古曾(なこそ)などの蓮が植えられ、愛らしいピンクの花を咲かせます。名古曾は一時期絶滅の危機にあったそうですが、今は見事に復活しています。

池の半分近くを蓮の花が覆い一斉に咲き誇る様子は、京都でもなかなか見ることのできない壮麗な景色です。満開の時季には、芳しい香りに満ちています。池に舟を浮かべて楽しむ、貴族の優雅な遊びを思わせる池泉舟遊式庭園に咲く蓮は、どこか雅な風情を醸し出しています。

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大沢池は国の名勝に指定された、日本最古の人口の林泉(林や泉水などのある庭園)です。平安時代初期の嵯峨天皇の離宮・嵯峨院の造営の際、唐(中国)の洞庭湖を模して造られたことから、庭湖とも呼ばれています。京都を代表する観月の地としても有名です。

また、池の北畔に残る「名古曾の滝(なこそのたき)」は、百人一首で歌われたことでも知られています。

【蓮の見ごろ】7月上旬~8月上旬  

大覚寺・大沢池
住所:京都市右京区嵯峨大沢町4
TEL:075-871-0071
参拝時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)
参拝料(大沢池エリア):大人300円、小中高100円
(諸堂エリア):大人500円、小中高300円
休み:無休
駐車場:自家用車30台(2時間:500円)
バス10台(2時間:2000円)
※駐車台数には限りがあるので、時間帯によってはすぐに満車となります。
URL:https://www.daikakuji.or.jp/


【天龍寺】嵐山の名刹で蓮を愛でられる



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嵐山にある名刹「天龍寺(てんりゅうじ)」。勅使門と法堂の間にある放生池を埋め尽くすように、八重紅蓮(やえこうれん)、白蓮(はくれん)、舞妃蓮(まいひれん)などの白、赤、ピンクの花が咲き乱れます。重要文化財に指定されている勅使門を背景に、咲き誇る蓮の花を愛でることができますよ。前庭には蓮の花の香りが漂います。

臨済宗天龍寺派の大本山である天龍寺は、足利尊氏が後醍醐天皇の例を慰めるため、暦応2年(1339年)に夢窓国師を開山として創建。世界文化遺産(古都京都の文化財)に登録されています。室町時代には京都五山の第一位を占めたものの、八回もの大火で創建当時の面影は残っておらず、現在の諸堂は明治時代に再建されたものです。

夢窓疎石が作庭した名庭「曹源池(そうげんち)庭園」は、特別名勝の第一号に指定されました。

【蓮の見ごろ】7月上旬~8月上旬  

天龍寺
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
TEL:075-881-1235(8:30~17:00)
拝観時間:8:30~17:00(受付終了16:50)
※庭園受付・北門受付
参拝料:■庭園(曹源池・百花苑)
高校生以上 500円/小中学生 300円/未就学児 無料
■諸堂(大方丈・書院・多宝殿) 庭園参拝料に300円追加
8:30~16:45(受付終了16:30)
※行事等により諸堂参拝ができない日があります
■法堂「雲龍図」特別公開
500円(上記通常参拝料とは別)
9:00~16:30(受付終了16:20)
※法堂参拝受付は法堂の西側にあります
※土曜日・日曜日・祝日のみ公開[春夏秋は毎日公開期間あり]
※雲龍図(法堂)参拝休止日:2022年1月1日~2日など
URL:http://www.tenryuji.com


【三室戸寺】極楽浄土を思わせる「蓮園」



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紫陽花の名所として知られる「三室戸寺」は「花の寺」とも称され、真夏の主役は蓮の花です。山腹の高台にある本堂前から三重塔前の蓮園に、珍種の大洒錦(たいせいきん)、有名な大賀蓮(おおがはす)、西円寺青蓮(さいえんじしょうれん)、陽山紅(ようざん)、紅舞妃(べにまいひ)など、約100種約250鉢の蓮の花がずらりと並びます。その光景はあたかも極楽浄土のよう。

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三室戸寺は、宝亀年間(770~780年)に光仁天皇の勅願により創建されたと伝わります。当時は「御室戸寺」という名前でしたが、光仁、花山、白河の三天皇の離宮となったことから現在の寺名にあらためられました。盛衰興亡を繰り返し、現在の本堂は文化11年(1814年)に再建。阿弥陀堂、鐘楼、三重塔は京都府指定文化財になっています。西国三十三箇所の第10番札所でもあります。

【蓮の見ごろ】6月下旬~8月上旬  

三室戸寺
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
TEL:0774-21-2067
拝観時間:8:30~16:30(4月1日~10月31日)、8:30~16:00(11月1日~3月31日)
※拝観・納経最終受付は閉門30分前
休み:8月13~18日、12月29~31日
※気象警報が発令されている場合は拝観中止
拝観料:平常 大人500円、小人300円
宝物館拝観:収蔵庫修理のため、2023年5年3月まで拝観不可
駐車場:収容台数300台(有料) 乗用車500円、バス2,000円
※週末の駐車場は混み合うので、公共交通機関の利用がおすすめ
URL:https://www.mimurotoji.com


【東寺】五重塔を背景に華やかに咲き誇る



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京都のシンボルともいえる、高さ55mの五重塔で知られる「東寺(とうじ)」。東側にある拝観入口の慶賀門を入ってすぐ左手にある、宝蔵の周囲にある池に漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)を中心とした蓮が植えられています。半八重の華やかなピンク色の花が咲き、五重塔を背景に撮影すると美しく映えます。

弘法大師の命日である毎月21日に開催される縁日「弘法市」に行きがてら、蓮を鑑賞しに訪れるのもいいですよね。蓮の花が咲くエリアは、拝観料なしで自由に入れます。

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東寺(とうじ)・教王護国寺(きょうおうごこくじ)は、平安時代初期の延暦15年(796年)、桓武天皇の発願により西寺(現在は廃寺)とともに都の入口である羅城門の東に創建されました。823年(弘仁14年)には真言宗の宗祖である弘法大師・空海が嵯峨天皇から賜り、真言密教の根本道場となります。世界文化遺産(古都京都の文化財)のひとつに登録されています。

【蓮の見ごろ】7月上旬~7月下旬  

東寺 教王護国寺
住所:京都市南区九条町1番地
TEL:075-691-3325
開門時間:5:00~17:00
拝観時間:金堂、講堂 8:00~17:00(受付終了16:30)
宝物館、観智院 9:00~17:00(16:30 受付終了)
拝観料:金堂・講堂:大人 500円、高校生 400円、中学生以下 300円
宝蔵の周囲は境内自由エリア
五重塔初層内部、宝物館(期間限定の特別公開や特別参拝)有料
URL:https://toji.or.jp/


【勧修寺】8月でも間に合う!遅咲きの蓮を鑑賞




Yoshihide KIMURA/shutterstock.com

京都の山科にある「勧修寺(かじゅうじ)」では、京都市の名勝に指定されている池泉回遊式庭園「勧修寺庭園」の中心である氷室池を覆うように、蓮の花が咲きます。山を背景に、蓮と氷室池、観音堂との光景が美しいといわれています。

例年7月中旬に最盛期を迎え、遅咲きが多く8月後半を過ぎても蓮の花を鑑賞できます。見逃したかなと思った時には、こちらに訪れるのがおすすめです。


Miyuki39/shutterstock.com

真言宗山階派大本山の勧修寺(かじゅうじ)は、昌泰3年(900年)に醍醐天皇が生母・藤原胤子(ふじわらのいんし)を供養するために創建しました。皇室や藤原家の信仰を集め、門跡寺院としての格式を誇ります。水戸光圀が寄進したとされる勧修寺灯籠や、樹齢750年を超えるハイビャクシンでも知られています。

【蓮の見ごろ】6月下旬~8月上旬  

勧修寺
住所:京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
TEL:075-571-0048
拝観時間:9:00~16:30(受付終了16:00)
定休日:年中無休
拝観料:400円


【大蓮寺】寺名にふさわしい蓮の名所で穴場




Yoshihide KIMURA/shutterstock.com

街中と岡崎エリアの間に位置する「大蓮寺(だいれんじ)」。本堂の前に妙蓮(みょうれん)、大洒錦(たいせいきん)、藤壺蓮(とうこれん)など、約35種、約80鉢の多彩な蓮が所狭しと並びます。こじんまりとした境内に、お寺の名前通り大きな蓮がびっしりと配され咲き乱れます。間近で大輪の蓮を鑑賞できますよ。


Yoshihide KIMURA/shutterstock.com

大蓮寺は、慶長5年(1600年)専蓮社深誉和尚により五条の地に開山。第二次大戦後の強制疎開で現在地に移転しました。本堂には慈覚大師の作といわれる阿弥陀如来像が安置され、安産のお寺として知られています。

【蓮の見ごろ】6月下旬~8月中旬  

引接山 大蓮寺
住所:京都府京都市左京区正往寺町457
TEL:075-761-0077
拝観時間:9:00~16:30
境内無料
URL:https://www.anzan-no-tera.jp/


【立本寺】静かな古刹で咲き誇る花を愛でる



北野天満宮にほど近い場所にある「立本寺(りゅうほんじ)」。それぞれ京都市の有形文化財に指定されている、本堂、祖師堂、鬼子母神堂(刹堂)に囲まれた場所に、静香(しずか)、浄台蓮(じょうだいれん)、白万々(はくまんまん)など約80種、約80鉢が並びます。

見事な蓮の花のわりに訪れる人は多くはない穴場ともいえます。花が咲くエリアは拝観料無料。近くを通ったら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

立本寺は、元亨元年(1321年)に創建された、日蓮宗八本山の一つです。その後移転を繰り返し、宝永5年(1708年)の宝永の大火で焼失した後、現在地に移築されました。妙顕寺、妙覚寺とあわせて「龍華の三具足(りうゅげのみつぐそく)」と呼ばれています。石田三成の片腕として知られる戦国武将「島左近」の墓があります。春には山門の前庭の桜が見事です。

【蓮の見ごろ】7月上旬~8月上旬  

立本寺
住所:京都市上京区一番町107
TEL:075-461-6516
拝観受付時間:13:00~16:00
拝観料:境内無料
庭園拝観:800円(要予約・茶菓付き)
※行事等により受付不可の日もあり
URL:http://kyoto-ryuhonji.jp/


【相国寺】多種多彩な蓮の花を楽しめる




beibaoke/shutterstock.com

臨済宗相国寺派の大本山の「相国寺(しょうこくじ)」では、境内の南側にある放生池(ほうじょうち)で蓮を鑑賞できます。中国産の品種・楚天祥雲(そてんしょううん)、古代蓮として知られる大賀蓮(おおがはす)、真如蓮(しんにょれん)、巨椋の曙(おぐらのあけぼの)など多種多彩な蓮が、ピンクや白の花を咲かせます。

放生池は蓮池とも呼ばれ、池を渡る橋は天界橋といいます。池の中だけではなく、鉢植えの蓮も並びます。通常、池はフェンスで囲まれていますが、蓮の花の時季にはフェンスの一部を取り除き、花が見やすいよう配慮してくれていますよ。

相国寺は、足利義満が創建を発願し、明徳3年(1392年)に完成。約144万坪の広大な敷地に50余りの塔頭寺院があったといわれています。応永10年(1403年)に史上最も高かったといわれる七重大塔が落雷により焼失。その後も兵火などで度々焼失し、衰退、再建を繰り返しました。

金閣寺や銀閣寺も相国寺の境外塔頭と位置付けられ、京都の仏教界でも重要な寺院です。寺の美術品を一堂に集めた境内にある承天閣美術館は、特に伊藤若冲の作品を多く所蔵していることで知られています。

【蓮の見ごろ】6月下旬~8月上旬  

相国寺
住所:京都市上京区今出川通烏丸東入
TEL:075-231-0301
拝観期間:春と秋の特別拝観のみ
放生池のある前庭は境内自由エリア
URL:https://www.shokoku-ji.jp/


【長岡天満宮】橋の上から眺める美しい光景



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長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)(@nagaokatenmangu)がシェアした投稿



平城京から都を移した長岡京が造営された地にある「長岡天満宮」。寛永15年(1638年)に八条宮智忠親王により築造された「八条ヶ池」は、蓮の花だけでなく水生植物の宝庫です。池の北東部にある水上橋の周囲では、夏になると蓮の花が見頃を迎えます。

中国・寧波市から贈呈されたという、西湖紅蓮(せいここうれん)が約300株植えられ、薄紅色の花が咲きます。水上橋を通る時にその美しい光景を眺めることができますよ。

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長岡天満宮では、平安時代に学問の神様・菅原道真が、六歌仙の一人である在原業平とともに詩歌管弦を楽しんでいたと伝わります。道真公が九州の大宰府に左遷された時、名残を惜しんで木像を祀ったのが起源。創立年は不明ですが、応仁の乱で社殿が焼失し、明応7年(1498年)に再建したと記録に残ります。
【蓮の見ごろ】7月上旬~下旬  

長岡天満宮
住所: 長岡京市天神2-15-13
TEL:075-951-1025
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:境内自由
専用駐車場:第1駐車場 最初40分無料、以降30分毎に100円
第2駐車場:30分毎に100円(1日最大600円) ※ご祈祷を受ける場合は2時間まで無料 ※春の観光シーズンと正月期間は特別料金
アクセス:JR東海道線「長岡京駅」下車西口より徒歩約20分(タクシー、バスあり)、阪急京都線「長岡天神駅」下車西口より徒歩約10分(タクシー、バスあり)
URL:https://nagaokatenmangu.or.jp/


 
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