はじめに
福岡で開催されるお祭りの中でも一番盛り上がると言っても過言ではない「博多どんたく」。例年盛り上がるこのお祭りの魅力や楽しみ方をご紹介いたします。今年は、博多どんたくに参加してみませんか?
博多どんたくって、どんなお祭り?
博多どんたくは、毎年5月3日と4日に開催される福岡市のお祭りです。ゴールデンウィーク期間中の開催であるため、国内外問わず200万人もの人が参加する大きなお祭りで、動員数では国内最大級のお祭りのひとつに名前があがるほどの規模です。ちなみに、博多どんたくは通称で、正式名称は「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」です。今回は、今年で56回目を迎える歴史と伝統のある博多どんたくをより一層楽しめるポイントをご紹介いたします。
博多どんたくの名前の由来知っていますか?
「博多どんたく」の「どんたく」という名前の由来を知っていますか?
このどんたくは、オランダ語で日曜日を意味する「Zondag(ぞんたーは)」が語源だと言われています。実は、県知事によって室町時代から長らく続いてきた「博多松囃子」を原型とするお祭りが禁止されてしまい、それを復活させる時に「博多どんたく」という名前が付けられたそうです。第二次世界大戦中に一時途絶えていましたが、戦後の昭和37年に「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」として復活。現在では、福岡県を代表するお祭りとなりました。
博多どんたくの見どころ
博多どんたくの最大の見どころ、「どんたくパレード」。福岡市の大動脈である明治通りを通行止めにし、そこをどんたく広場として行われるパレードです。博多松囃子を先頭に、博多高砂連、市長、会頭、知事、福岡親善大使、福岡県警音楽隊、花自動車隊、そして、古くからどんたくに参加している古典どんたく隊などが登場。パレードは、5月3日は6時間、5月4日は5時間という長時間の開催となります。ゆっくりと見たい方は早いうちに行って、シートで場所取りしたほうがいいかもしれませんね。また、今年は4年ぶりに観光桟敷席が復活し、現在チケットが販売されていますよ。
一般参加もできる2日目もおすすめ!
博多どんたくの魅力は、「どんたくパレード」だけではありません。2日目のどんたくパレードでは、「総踊り」と呼ばれる時間があり、例年18時を過ぎたころから飛び入り参加できるダンスタイムとなります。次から次へと飛びいりする博多っ子に交じって、一緒に博多どんたくの夜を楽しみましょう。踊りの振り付けがわからなくても、自由に踊れますし、振り付けはすぐに覚えられる簡単なものなので、気にせず参加してみるとより一層思い出に残りそうですね!
◆博多どんたく
場所:博多各地で以下より
お祭り本舞台:福岡県福岡市中央区天神1-8-1
博多駅本舞台:福岡県博多区博多駅中央街1-1
博多区演舞台:福岡県博多区博多駅前2-19
どんたくパレードは、呉服町交差点をスタートし、福岡市役所がゴール地点となっています。
電話番号:092-441-1170(毎年1月15日~6月15日)
092-441-1118(上記期間時以外)
開催期間:2017年5月3日~5月4日
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おわりに
ちなみに、博多どんたくの開催期間は毎年雨が多いことでも有名です。訪れる際には、レインコートなどの雨具を持っていくことをおすすめします。福岡ならではのお祭りを楽しみましょう!