はじめに
煩悩を洗い流してくれるという除夜の鐘。なかには除夜の鐘を“聞く”だけじゃなく”つく”ことができるお寺もあるんです。年末年始は普段通り家で過ごすという方も、来年はお寺で迎えてみる、というのはいかがでしょうか。
混雑する時間帯など事前にしっかりリサーチしておけば、スムーズに新年を迎えられますよ。
①龍泉寺
龍泉寺(りゅうせんじ)は、愛知県名古屋市守山区にあるお寺で、尾張三十三観音霊場の第二十五番の札所です。また、名古屋城を鎮護している尾張四観音の1つで、二度の火災に見舞われててもなお、再建されている不屈のお寺。厄除け・家内安全・合格祈願などのご利益があるとされています。
龍泉寺の除夜の鐘は、大晦日の12月31日23:50までに集合すれば、人数制限無しで鐘をつくことができます。料金は1回につき10円です。
◆龍泉寺(りゅうせんじ)
住所:愛知県名古屋市守山区竜泉寺1丁目902番地
電話番号:052-794-3647
除夜の鐘の開始時間:12月31日23:50
龍泉寺(りゅうせんじ)
②犬山成田山
犬山成田山は、愛知県犬山市にある交通安全にご利益があるとして有名なお寺です。
正式名称は、成田山名古屋別院大聖寺(なりたさんなごやべついんだいしょうじ)で、千葉県成田市の成田山新勝寺の別院です。小高い山の上に建っているため景観がよく、その分歩きづらい着物での参拝はおすすめできません。
犬山成田山の除夜の鐘は大晦日12月31日の22:00から整理券が配布されるしくみ。元日1月1日午前0:00から先着108人だけが鐘をつくことができます。
◆犬山成田山
住所:愛知県犬山北白山平5番地
電話番号:0586-61-2583
除夜の鐘の開始時間:1月1日00:00~
犬山成田山
④久国寺
久国寺(きゅうこくじ)は、愛知県名古屋市北区にあるお寺です。松平家の菩提寺であり、慶長年間に長国守養が徳川家康の守護仏をもらい受け、楠山久国寺は創建されました。境内には、太陽の塔で有名な岡本太郎が曼荼羅をイメージして作ったと云われる「歓喜の鐘」が梵鐘としてあります。
この鐘を大晦日に除夜の鐘としてつくことができます。23:45分ごろから先着108名の人がくことができますが、県内外から歓喜の鐘を撞くために多くの人が訪れるため、大晦日21:30頃から行列ができることも。早めに行くことをおすすめします。
◆久国寺(きゅうこくじ)
住所:愛知県名古屋市北区大杉3-2-27
電話番号:052-981-1252
除夜の鐘の開始時間:12月31日23:45~
久国寺(きゅうこくじ)
おわりに
由緒あるお寺から、岡本太郎が作った珍しい梵鐘のあるお寺まで、様々なお寺で除夜の鐘をつくことができます。
ただ、先着順のところが多いので、当日は防寒をしっかりして早めに並んでくださいね。