はじめに
フランスの有名な観光地の1つに挙げられるのが、ヴェルサイユ宮殿ですよね♡
実際に訪れたことがある方や、いつか行ってみたいと夢見る方がたくさんいるのではないでしょうか。
今回は、世界遺産にもなっているヴェルサイユ宮殿の魅力や見どころをご紹介します。
フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」とは？
フランスにあるヴェルサイユ宮殿は、バロック建築の代表作といわれています。
豪華な建物と、広大で美しい庭園が有名ですよね。
ヴェルサイユ宮殿は、1682年に“フランス王”や“太陽王”と呼ばれる、ルイ14世が建設した宮殿です。フランスの絶対王政の象徴的な建造物ともいわれているんです。
フランス革命がおこるまでの期間、ここではルイ14世やその王族、臣下が住んでいました。
パリから22km離れた近郊にあり、足を運びやすいという理由から、世界屈指の人気を誇る観光スポットとなっています♪
フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」の歴史
ヴェルサイユ宮殿は、ルイ13世が狩猟の館を建造し、息子のルイ14世が改装と増築をした建物です。そして、1682年に政府と宮廷が移されました。
代々、フランス国王がヴェルサイユ宮殿に居住。
歴代の国王が自分の好みに合わせて、宮殿を装飾で施していったのです。
しかし、1789年のフランス革命を機に、権力の中枢としての地位を完全に失います。
そして1830年に王位に就いたルイ・フィリップよって、フランス歴史博物館に改装されました。
ヴェルサイユ宮殿内にある数多くの広間には、フランス史上の大きな出来事を物語るコレクションが続々と運び込まれました。
フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」を上から見ると……？
ヴェルサイユ宮殿の庭園の一部が、上から見ると「ミッキーマウスに似ている」というのをご存知ですか？
これは、2007年1月27日に放送された、フジテレビ系バラエティー番組『トリビアの泉』で紹介されました。
ちなみに、重要文化財であるヴェルサイユ宮殿の上空は、飛行禁止。
そのため、この事実をヴェルサイユ宮殿を管理している関係者の人達も知らなかったそうです。
「ミッキーマウス」の形は、庭園がシメントリー(左右対称)の設計であることから、偶然にできたものです。
ぜひ、Googleマップでヴェルサイユ宮殿を見下ろしてみてください。
フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」の見どころ
ヴェルサイユ宮殿の最大の見どころは、やはり「鏡の間」です。
ここは、1919年に世界第一次大戦の講和条約である「ヴェルサイユ条約」の調印がされた、歴史的な場所でもあるんです。
回廊の長さは75ｍあり、アーチの形をした17個の窓の向かいに、17個の鏡が配置されています。
そのため、窓から取り込まれた自然光が鏡に反射して、とても幻想的な空間になるんですよ♡
庭園と並んで有名な「鏡の間」を、ぜひご自身の目でご覧ください。
おすすめのパリ市内のグルメ
フランスといえば、美食の国♪
今回は、フランス料理が美味しいと評判の、パリ15区のモンパルナス駅近くにあるレストラン「Le Bec Rouge」をご紹介します。
こちらでは、本格的なフランス・アルザス地方の伝統的な料理を楽しむことができます。
塩漬けのキャベツを使用した「シュークルート」はもちろん、アルザス・ビールなどのアルザスの銘酒がそろっていますよ。
また、煮込み料理「ベッコフ」が、月曜日限定でメニューに登場します。
こちらを目当てに訪れるのもおすすめですよ。
◆Le Bec Rouge(レ ベック ルージュ)
場所：46 bd du Montparnasse, 75015 Paris
TEL：01 42 22 45 54
営業時間：12:00〜14:00 / 19:00〜22:30
定休日：年中無休
Le Bec Rouge
フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」へ訪れる際に気を付けること
フランスの気候は海流の影響によって、高緯度ですが比較的温暖です。
しかし、冬場は東京に比べると、かなり寒くなります。
観光のベストシーズンは、温暖で過ごしやすい5月～10月。
夏場は日が長くなるので、旅程も立てやすくなりますね。
ただし、春と秋は天候が不安定なので、10月でも真冬並みに寒くなることがあります。ご注意ください。
治安は、世界危険度ランキングで163ヶ国中55位と安全ではありますが、やはり夜遅くまで出歩いたり、貴重品の管理を怠ったりしないようにしましょう。
フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」へのアクセス方法
ヴェルサイユ宮殿へは、パリから片道約1時間ほどで到着します。
ツアーを使用しない場合は、電車とバスを利用して、ヴェルサイユ宮殿まで行くことができます。
【電車を利用する場合】
◆パリの「St-Lazare(サン・ラザール)駅」からフランス国鉄(SNCF)を利用して、「Versailles Rive Droite(ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ)駅」で下車。駅からヴェルサイユ宮殿まで約1.2kmで、歩くかタクシーを利用します。
◆パリの「Montparnasse(モンパルナス)駅」からフランス国鉄(SNCF)利用して、
「Versailles Chantiers(ヴェルサイユ・シャンティエ)駅」で下車。駅からヴェルサイユ宮殿まで約1kmほどです。
◆RER(高速郊外鉄道)のC5線を利用する場合は、「Versailles - Château - Rive-Gauche(ヴェルサイユ − シャトー リヴ・ゴーシュ)駅」で下車。駅からヴェルサイユ宮殿までは約600ｍです。
※RERのC線は、途中で「C5」と「C7」に分岐します。
ヴェルサイユ行きは「C5」ですので間違えないようにしましょう。
【バスを利用する場合】
◆ メトロ9号線の終点駅「Pont de Sèvres(ポンドセーヴル)駅前バス停」から171番のバスを利用して、20〜40分ほどです。バスは宮殿前で下車します。
フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」と併せて訪れたいスポット
ヴェルサイユ宮殿と併せて訪れたいスポットとして、今回は「マリー・アントワネットの離宮」をご紹介します。
喧騒から離れた場所にある「マリー＝アントワネットの離宮」。
マリー・アントワネットは普段の宮廷暮らしから離れ、この離宮でゆっくり過ごすことがあったようです。
厳格なルールやしきたりから逃れられる、隠れ家のような場所……マリー・アントワネットが1人の女性としていられる時間を、ここで送ったのかもしれませんね♡
おわりに
世界遺産・ヴェルサイユ宮殿の魅力をご紹介しました。
フランスの絶対王政の象徴ともいうべく、権力が集中した絢爛豪華な宮廷は、現在の私たちにもその荘厳さを感じさせてくれますね。
かつて、フランスの国の中心であったヴェルサイユ宮殿の美しさを、目に焼き付けてください♡
