はじめに
長野県南佐久郡佐久穂町にある、日本最大の天然湖・白駒の池(しらこまのいけ)の魅力と見どころをご紹介します。
紅葉とコケ、原生林で、多彩な景色が広がります。
長野県にある紅葉スポット「白駒の池」の魅力と見どころ①白駒の池と紅葉
八ヶ岳連峰の北側にある「白駒の池」は、標高2100メートル以上の高さにある湖の中で、日本最大の天然湖です。
入口のモミジの木で、湖畔周りの紅葉の状況がわかるそうですよ。
湖畔にそびえ立つドウダンツツジやナナカマド、ダケカンバなどが彩り、湖面を染めます。
赤や黄色、緑色の木々が水面に映る、絶景の紅葉スポットです。
◆白駒の池
住所:長野県南佐久郡佐久穂町
白駒の池
長野県にある紅葉スポット「白駒の池」の魅力と見どころ②日本の貴重なコケの森
白駒の池は、日本蘚苔類学会の「日本の貴重なコケの森」に選定されている、コケの森でもあります。
白駒の池の入り口を入るとすぐ、美しいコケたちが生息しています。
湖までの歩道には、樹齢数百年経っているツガやトウヒ、シラビソといった原生林が広がり、絵に描かれたような世界になっているんです。
国道299号線沿いの駐車場から徒歩約15分で白駒の池にたどり着きます。
その間、コケのみずみずしい緑に囲まれた、485種類もの貴重なコケの森を堪能できます。
北八ヶ岳苔の会
長野県にある紅葉スポット「白駒の池」の魅力と見どころ③スポットによって見ごろが異なる
白駒の池は、1周40分ほどの遊歩道が整備されており、色々な場所に紅葉ポイントがあります。
池の近くにある宿泊施設・青苔(せいたい)荘の桟橋付近が少し色づいた頃、白駒荘の桟橋はこれから色づく状態などと、各ポイントで色づき方が異なります。
そのため、見ごろは9月下旬から10月中旬。比較的長い期間、紅葉を楽しめるんです。
長野県にある紅葉スポット「白駒の池」の魅力と見どころ④高見石
白駒の池は、秀峰八ヶ岳方面へ登る登山やトレッキングの玄関口としても知られているスポットです。
標高2127メートル地点を走る国道299号、通称“メルヘン街道”にある麦草峠(むぎくさとうげ)へ行ける、約30分のハイキングコースがあります。
中でも「白駒の池」全体を眺望できる高見石は、人気のスポットです。
コケの森などを通り過ぎて、往復1時間もかからないので、比較的登りやすい場所です。
高見石の近くにはコーヒーなどが飲める高見石小屋もありますよ。
高見石から色づいた木々に囲まれる白駒の池を眺望できるため、おすすめです♪
おわりに
白駒の池は、「長野県の中で最も美しい」と言う方もいるほど、紅葉とコケ、原生林が素晴らしいスポットです。
白駒の池の魅力と見どころをおさえつつ、麦草峠や高見石と合わせて訪れてみてくださいね♪