はじめに
「目が覚めるほど美しい」という言い回しがありますが、今回ご紹介するチリの「マーブルカテドラル」は、まさしくその言葉が当てはまる美しい場所です!
自然が作り出した芸術作品を見に、一度訪れてみませんか?
マーブルカテドラルとは?
マーブルカテドラルとは、チリとアルゼンチンの国境をまたぐ位置、パタゴニアのヘネラル・カレーラ湖にある洞窟です。
この湖は、アルゼンチンでは「ブエノス・アイレス湖」と呼ばれ親しまれています。
湖水は青く、幻想的な輝きを放っているんです。
その光は目を疑うような素晴らしさなんですよ♡
マーブルカテドラルのできた経緯
マーブルカテドラルは、大理石でできた洞窟です。
約6200年という長い年月をかけて、浸食されて形成されました。
マーブルカテドラルの“マーブル”とは、マーブル模様の意味で、大理石の表面が流れるような曲線を描いているのが特徴です。
浸食によって内部の層が表面に出たことで、その景観が生み出されました。
ヘネラル・カネーラ湖のターコイズブルーの湖面に反射して、絶景を作り成しています♡
マーブルカテドラルの逸話
マーブルカテドラルは、「世界で最も美しい洞窟」と言われています。
見た目は湖面に浮かぶ巨岩ですが、近づくと、地球上の景色とは思えないほどの絶景が隠れています♪
自然の力が作り上げたものだと思うと、感動に重みが増します。
また、神聖な空間であることから、「大理石の大聖堂」とも呼ばれているんですよ。
マーブルカテドラルのみどころ
マーブルカテドラルの見どころは、なんといってもその洞窟の内部です。
削られた大理石は聖堂の柱のように美しく、洞窟内はターコイズブルーの水で満たされています。
また、美しい湖面に大理石の模様が映るため、上か下かわからなくなり、世界がまるで逆転したかのような錯覚にとらわれます♡
マーブルカテドラルのおすすめアクティビティ
マーブルカテドラル内を見学するには、専用のツアーを利用するといいでしょう。
このツアーは、常時開催されているものではありません。
しかし、ある程度の人数がそろえば行ってもらえます。
プエル・トランキーロという町から、ツアー用の小型船が出ているので、事前にチェックしておきましょう。
小型船でゆっくりと、マーブルカテドラル内の幻想的な雰囲気を眺めることができますよ♪
マーブルカテドラルを訪れる際の注意事項
マーブルカテドラルのあるチリは、南半球にあるため、日本と四季が真逆となります。
また、チリの地形は縦に細長く伸びているので、北部は砂漠がある一方で、南部には一年中氷におおわれた寒い地域となっています。
マーブルカテドラルは、チリの南部にあります。
そのため、マーブルカテドラルを訪れる際は、しっかりとした防寒具が必要です☆
また、湖面の光は朝の方が綺麗に見えるといわれているので、朝のうちにマーブルカテドラルに訪れられるよう旅程を組んでみてはいかがでしょうか?
マーブルカテドラルへのアクセス方法
日本からは飛行機で、ダラスなどを経由してアルゼンチンまで移動します。
そこからバスを乗り継いで、アルゼンチンとチリとの国境の街・チレチコへ向かいます。
そして国境を越え、プエルト・トランキーロという町へ向かいます。
プエルト・トランキーロは、マーブルカテドラル小型船ツアーの出発地にもなっています。
プエル・トランキーロから船に乗って、1時間半ほどでマーブルカテドラルに到着します。
マーブルカテドラルと併せて訪れたいスポット
マーブルカテドラルと併せて、エクスプロラドレス氷河にも訪れてみませんか?
エクスプロラドレス氷河は、山あいを流れる川のような姿でたたずんでいます。
展望台から氷河全体を眺めることもできますが、氷河を歩くトレッキングツアーもありますよ♪
装備をレンタルできるので、ぜひ迫力のある氷河を間近で堪能してください☆
おわりに
マーブルカテドラルのある、ヘネラル・カレーラ湖の周辺では、発電所の建設計画などで環境汚染が問題になってきています。
現在のような美しいヘネラル・カレーラ湖と、マーブルカテドラルを見られるのは、今だけかもしれません……!
ぜひ、自分の目で、自然が作り出した絶景を眺めに訪れてみてください♡