はじめに
物価は安く、日本から近くて、食事も美味しく、世界遺産が豊富なタイは、日本人観光客が多い国の1つです。
そんなタイには、天女が空から舞い降りてきそうな幻想的な雰囲気の宮殿があります。
今回は、日本人観光客があまり訪れない神々しい光景が見れる「クーハーカルハット宮殿」についてご紹介いたします。
タイにある洞窟内の宮殿「クーハーカルハット宮殿」とは?
クーハーカルハット宮殿の名前を、初めて聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
クーハーカルハット宮殿は、都市地方ホアヒンから約50km離れた場所にあるカオ・サムローイ・ヨード海洋国立公園の中にある宮殿です。
カオ・サムローイ・ヨード海洋国立公園は、300以上の石灰岩の山頂が熱帯雨林のジャングルで覆われています。
そんな自然豊かな場所のプラヤナコーン洞窟の中に、クーハーカルハット宮殿はあります。
1890年にタイ国王ラーマ5世がこの地を訪れたことを記念して作られたロイヤルバビリオンで、それ以降、脈々とタイ王室につけ継がれており、現在のタイ国王も過去に2回ほどクーハーカルハット宮殿を訪れています。
タイにある洞窟内の宮殿「クーハーカルハット宮殿」観光におすすめの時間帯
クーハーカルハット宮殿は洞窟の中にあり、あたりは静寂に包まれたヒンヤリとした空気を感じることができます。
そして、洞窟の天上に空いた穴から太陽の陽ざしが降り注ぎ、クーハーカルハット宮殿を照らしています。
その姿はまさに神秘的で、精霊が宿ったような神秘的な場所となります。
そんなクーハーカルハット宮殿の幻想的な姿を見れるのは、1日で午前中の時間帯だけです。
特に美しい時間帯が10時~11時の間と言われています。
さらに、観光客もいない時間帯を狙うなら少し早めの9時~9時30分がおすすめです。
タイにある洞窟内の宮殿「クーハーカルハット宮殿」へのアクセス方法
ホアヒン市内からクーハーカルハット宮殿へのアクセス方法は2種類あります。
1つ目はタクシーに乗り、そこからボートに乗り、その後徒歩というコースと、タクシーを使用してその後徒歩という方法です。
まず、タクシーを拾って「ワットバンプー」へと向かいましょう。
所要時間は約70分の道のりです。
その後、ワットバンプーのビーチから、クーハーカルハット宮殿入り口までボートで約15分もしくは、徒歩を選ぶことができます。
ちなみに、ボートを選ぶと山上りの行程を1つ減らすことができます。
ボートを降りたあとはいよいよ、クーハーカルハット宮殿の入口ですが、その道のりは険しく、傾斜がきついため約40分ほどかかります。
自然の中の道を歩いて洞窟に入ると、明るい光が目に飛び込んできます。
そこでやっと、天から光の降り注ぐクーハーカルハット宮殿に到着です。
所要時間は結構かかりますが、それだけの価値のある場所です。
タイにある洞窟内の宮殿「クーハーカルハット宮殿」へ訪れる際の注意
クーハーカルハット宮殿に訪れる際に、注意したいことがいくつかあります。
まず、1つ目は靴は運動靴を準備することです。
先ほどご説明した通り、かなりの時間を歩きますし、行程も険しい道の場所が多いので、運動靴がおすすめです。
しかし、ボートに乗る場合はサンダルもあるとベストです。
ボートに乗ると、ひざまで濡れてしまうので、最初から濡れる覚悟でボートに乗る前にサン
ダルに履き替えておくと楽ですよ。
次に注意したいことが飲み物やタオルです。
長い距離を歩くので、熱中症予防のためにも水分はきっちりととり、体を冷やさないためにタオルや着替えがあるといいですよ。
最後に、クーハーカルハット宮殿へ訪れる際は、現地ツアーもありまが、ゆっくりとクーハーカルハット宮殿を観光したい方にはおすすめしません。
大抵のツアーがクーハーカルハット宮殿の一番のベストタイムである10時30分間に合うように到着するスケジュールを組んでいるところばかりなんです。
やはり人が多くなってしまうので、クーハーカルハット宮殿の美しさの余韻に浸りながらの観光は到底できません。
ゆっくりとマイペースに観光を楽しみたい方は、個人でクーハーカルハット宮殿まで目指すことをおすすめします。
◆クーハーカルハット宮殿
住所:Moo 2, Ban Khao Deang, Khao Deang Sub District, Amphoe Kui Buri,Prachuap Kri Khan 77150
電話番号:032-459-293
営業時間:8:00~16:30
クーハーカルハット宮殿
おわりに
写真では伝わらない荘厳さや美しさを兼ね備えているのが、クーハーカルハット宮殿です。
また、クーハーカルハット宮殿のあるカオ・サムローイ・ヨード海洋国立公園は、トレッキングやハイキングなどのアクティビティを楽しめる場所もあります。
クーハーカルハット宮殿を訪れるついでに、カオ・サムローイ・ヨード海洋国立公園一緒に楽しんでみませんか?