はじめに
日本名水百選に登録されている群馬県の「雄川堰」(おがわぜき)をご存知でしょうか?
400年近くも遡る歴史がある水の流れは、現在も歴史の面影を感じることができるスポットとして人々に親しまれています。
今回は魅力ある「雄川堰」をご紹介していきます。
群馬県の名水百選「雄川堰」①概要
群馬県の名水百選「雄川堰」は、およそ400年前に建設された用水路です。
かんがい用水路として農業の発展に寄与してきただけではなく、その土地で暮らす人々の生活用水や非常用水としての役割も果たしてきました。
小幡の城下町内、古い町並みの中を流れる水路は歴史深い面影があり、桜が咲き誇る春には遠方からも観光客が訪れ賑わいを見せるスポットとなります☆
群馬県の名水百選「雄川堰」②経緯
群馬県の名水百選「雄川堰」が建設された経緯をご紹介します。
織田信長の次男、信雄が1615年に徳川家康から小幡藩を与えられ藩主となりました。
町を南北に流れる「雄川堰」は織田氏によって改修が行われ、人々の生活に欠かせない水路の役割を果たしてきました。
織田氏そしてその後を承継した松平氏は、御用水奉行を置いて水の大切さを説き、雄川堰の管理に力を入れたといわれています。
群馬県の名水百選「雄川堰」③言い伝え
群馬県の名水百選「雄川堰」からも近い、小幡の町にある赤城神社にまつわる言い伝えをご紹介します。
こちらの神社には「貞義社」と「篠塚社」と呼ばれる石の祠があり、鎌倉幕府を滅ぼした武将「新田義貞」の配下であった「堀口貞義」と「篠塚伊賀守」が祀られているといわれています。
小幡の赤城神社の宮司は、「堀口貞義」の孫から系譜を引いているそうですよ♪
群馬県の名水百選「雄川堰」④絶景スポット
群馬県の名水百選「雄川堰」を訪れたら、市街地を一望できる絶景スポットを訪れてみましょう♪
小幡の西にある小高い紅葉山からは小幡の町並み、そして八幡山を望むことができます。
春には、「雄川堰」に咲く桜並木も見ることができますよ♡
山頂までは車で訪れることができ、山頂の公園でもお花見や紅葉をゆったりと楽しむことができます。
群馬県の名水百選「雄川堰」⑤おすすめの季節
群馬県の名水百選「雄川堰」を訪れるおすすめの季節は、「雄川堰」沿いに続く桜並木が見事な4月中旬がおすすめです。
毎年4月初旬の日曜日には「城下町小幡さくらまつり」、「武者行列」が催され桜が舞う中馬上の大将と織田隊が出陣して小幡の町を勇壮に練り歩く姿は必見ですよ♪
群馬県の名水百選「雄川堰」⑥楽しみ方
群馬県の名水百選「雄川堰」を訪れたら、歴史を感じる町並みを散策してみるのがおすすめです。
織田信長子孫の織田家七代の墓がある宝積寺をはじめ、武家屋敷、そして江戸時代の名庭園を復元した「楽山園」を訪れてみましょう♡
旅のお土産を購入するなら「道の駅 甘楽」がおすすめ、特産のきじ肉ともちきびを使った「名物桃太郎ごはん」も味わえますよ♪
群馬県の名水百選「雄川堰」⑦アクセス方法
群馬県の名水百選「雄川堰」までのアクセス方法をご紹介します。
✩電車/徒歩
JR高崎線 高崎駅→乗換え→上信線 上州福島駅で下車
下車後徒歩20分で到着します。
✩車
上信越自動車道富岡インターチェンジから主要地方富岡・神流線を甘楽方面へ南下し約10分で到着します。
おわりに
群馬県の名水百選「雄川堰」をご紹介しました!
歴史とも深く関わりのある名水の周囲には歴史を感じる武家屋敷など見所も多く、観光にもぴったりのスポットですよ♪