はじめに
「寒の地獄旅館」は世にも珍しい、冷たい温泉に入れる旅館です。
そして秘湯にふさわしい一軒宿で、囲炉裏や五右衛門風呂など、江戸時代から伝わる情緒を味わえます。
普通の温泉めぐりに飽きてきたら、秘湯へ出向いてみませんか?
大分県の秘湯「寒の地獄旅館」の魅力①冷たい温泉
ここ「寒の地獄旅館」だけが誇る秘湯『寒の地獄』は、世にも珍しい、自然湧水の冷泉なんです。
ぬるいのではなく、完全に冷たいんです!
もちろん人工的に冷やしているわけではありません。
開湯はなんと江戸時代にまで遡ります。
なんでも、一匹の傷を負った猿がこの温泉に浸かって傷を治す姿を見た猟師が、この温泉の効能を知ったんだそう。
それから人々に親しまれてきた『寒の地獄』ですが、「寒の地獄旅館」ができたのは大正の中ごろ。その当時の趣を残した素敵な宿なんです♡
大分県の秘湯「寒の地獄旅館」の魅力②夏季の入浴方法をぜひ
「寒の地獄」は、入り方がまた面白いんです。
冷泉の温度は約13度。
そのため、数分間、体を浸してその寒さに耐えます。
そしてドラム缶ストーブで50度に室温を高めている部屋に移動して暖をとり、また冷泉に戻る……といった流れ。
リウマチや皮膚病などに効果のある入り方とされているんだそう。
この独特な入り方は夏季のみ。
他の季節は冷水と温水のお風呂に交互に入る入浴法になるようです。
試してみたい方は夏に訪れてみるといいですね♪
大分県の秘湯「寒の地獄旅館」の魅力③情緒のあるお風呂
大浴場には檜湯と切石湯があり、どちらも昔ながらの情緒に溢れています。
また、家族風呂もあるので貸切で入ることもできます。
そしてなんと、五右衛門風呂があるんです!
古い様式のお風呂に、一度は入ってみたいですよね♡
冷泉の入浴法は夏季のみですが、それ以外の時期でもこの大浴場に冷泉のお風呂があるので、一年中楽しめます。
その効能を期待して、美肌を目指す女性や、アトピーに悩む方も多く訪れているんだそう♪
大分県の秘湯「寒の地獄旅館」の魅力④囲炉裏を囲んで食事
「寒の地獄旅館」では冷たい秘湯に入れるのが最大の魅力です。
でも、囲炉裏で食べる料理も、この宿の醍醐味!
川魚や山菜など、地元の食材を使った料理を、蒔きが燃える音を聞きながら味わえます。
囲炉裏を知らない世代にとってたまらないのが、囲炉裏にかける鍋料理ですよね!
まるで昔話に出てくる、おばあちゃんの家にいるような気分になれるんです。
その他にも、日本酒の呑み比べや、夏にぴったりのラムネが冷えていたりと、日本の懐かしさにあふれていますよ♡
◆寒の地獄旅館
住所:大分県玖珠郡九重町田野257
電話番号:0973-79-2124
寒の地獄旅館
おわりに
全国的にも珍しい、冷泉が楽しめる大分県の宿「寒の地獄旅館」。
コンセプトとして“昔にかえろう”を掲げています。
江戸時代の猟師の発見から始まった冷泉に入り、囲炉裏を囲めば、古き良き日本を堪能できますよ♡
日常を忘れてタイムスリップしてみてはいかがでしょうか♪