初デートは韓国！PRADAのバッグをお土産に/【実録！セレブ旅行紀 vol.1】〜後編〜

2016年06月14日 23:45:00
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はじめに

旅色プラス × 4meee! コラボ連載企画がスタート！
女子にまつわるさまざまなテーマで、平日19時に毎日最新記事をお届けします。

火曜連載は【実録！セレブ旅行紀】
港区在住の美依子（28歳）が、人生で出会った魅力的な人物、セレブリティな旅行を通して学んだことを綴っていきます。旅行好きさん、恋愛至上主義さんは必見ですよ♡

第1回目は新卒1年目で訪れた『韓国』について。
韓国と言えばエステ、プチプラファッション、辛いもの……とイメージする女子が多いのでは？このセレブ旅行記を読むと意外な韓国の楽しみ方を発見できるかも！

↓前編はこちらから

前回までのあらすじ

どーも、みーこです。前編を読んでない方のために、20秒解説するわね。

タクミさん(36歳)に誘われて男女2：２の4人で韓国カジノ旅行へ。タクミさんの王子様っぷりにキュンキュン！恋に落ちていく私。たくさん買い物もできて幸せいっぱいな中、眠りについた私とユミ。……朝起きたらベッドで寝ていたはずのユミがいない！

もしかして、ユミ、タクミさんを奪っちゃった……！？

セレブ男が身に付けているヤバイものって？

親友に意中の相手を奪われたかも知れない。
とにかくコーヒーでザワザワしている胸を落ち着かせていると、部屋のドアが開いた。

ーガチャッ

おかえり？どこへ行ってたの？なんかあった？……どんな言葉をかけたらいいか迷っていたけれど、彼女が先に口を開いてくれた。

「みーこ、私、ヤバイもの見ちゃった……。」

「え？なになに？タクミさん？」

「なわけないでしょ、タクミさんはどうみても"みーこラブ"って感じじゃん！トモヤさんのところ行ってたの！」

内心ほっとした私にユミが事の始終をマシンガントーク。

朝6時にトモヤさんが「いまなにしてるの？カジノから戻ってきたんだけどちょっと飲まない？」と私たちの部屋に電話してきたそう。高級ワインのオーパス・ワンに目がくらんだユミはトモヤさんの部屋に。

「そして開放的な気分になって、そのまま……。」

「えー！ちょっと自由すぎでしょ！トモヤさんと気まずくないの？大丈夫？」

「それは大丈夫なんだけど、私初めて出会ったの、アレを増強してる男！」

なにごとも自然がいちばん、いくらセレブでも

彼女の口からはにわかには想像しがたいマニアックな夜の話が語られた。夜の情事をより楽しくするため、トモヤさんは男性版豊胸手術のようなものをしているらしい。

「じゃあ、よかったってこと？」

「それがね！全然よくなかったの。まず見た目の違和感に萎えちゃった。そして痛い！気まずくなるのがイヤだから演じ切ったけど、日本だったら逃げてたと思う。」

セレブ男たちは夜の遊びにかなりの情熱をかけている。でも残念なことに、いくらお金を持っていてもせっかくの努力がマイナスに働くこともあるみたい。長年豊胸手術をしたかった私だけど、この件でなにごとも自然が１番なのではないかとCカップの胸が愛おしくなったわ。

「勝利の女神」を理由にPRADAのバッグをプレゼント

ガールズトークで盛り上がった私たちは、約4時間の仮眠を終え再びカジノへ勝負に出かけたタクミさんとトモヤさんを追った。

「おう！みーこちゃん、タクミさん、800（万）のマイナスを取り戻していま100（万）勝ってるんだよ！」

私たちが買い物に行ったあとからタクミさんはノリに乗っていたみたいだけど、トモヤさんは逆に200万円の負けだそう。結局タクミさんは150万円勝ち、トモヤさんは170万円負けで今回のカジノはフィニッシュ。

「みーこちゃん、お土産買いに免税店いこっか。トモヤはユミちゃんをよろしくー！」

ということでカジノからほど近い、ロッテ免税店COEXに。

「みーこちゃん、韓国つまんなかったんじゃない？俺らずっとカジノしててごめんね。あ、そうだ、みーこちゃんは勝利の女神だから何かプレゼントさせてよ！そうだなー、みーこちゃんのその服にはPRADAのバッグが似合うかも。」

これは優しさなのか、毒なのか。なんだっていい、とりあえず私はタクミさんが放つ空気感が大好きになっていた。私は「いや、本当大丈夫です……！」と遠慮していたけれど、あれよあれよのうちに、当時人気の高かったPRADAのサフィアーノを手にしていた。これがタクミマジック！？って感動しちゃった。

Photo by ThamKC / Shutterstock.com

正直に生きた方が結果トクをする

買い物を終え、ユミとトモヤさんと合流。あとは空港に向かい日本へ帰るだけ、今回のセレブ旅は終わり。

トイレでこっそり教えてくれたけど、トモヤさんと免税店を散策に行ったユミは、終始トモヤさんの買い物に付き合わされ「それ似合〜う」と賞賛する係だったそう。

「私の名演技のおかげで"餌付けしなくても大丈夫"って付け上がっちゃったみたい。マグロになるべきだったわ。」

少し後悔気味のユミになんだか申し訳なくなってしまう、すっかりプラダーな私。

お金を断れば断るほど、男は愛してくる

日本に到着し、タクミさんの車でお家まで送ってもらう。もちろん運転はお抱え運転手さん。

旅行中ほとんどの時間をカジノに費やした彼とは、参鶏湯と免税店での思い出しかない。急にトモヤさんの秘部の話が脳裏によぎって寂しくなったけれど、笑顔で可愛く「韓国、楽しかったです！本当にありがとうございました♡」とお礼を言ってみたの。すると、意外な言葉が返ってきた。

「今回韓国に誘ってよかった！最初は顔が好みだったんだけど、みーこちゃんいい子だからますます好きになったよ。ほら、カジノで3万円負けたあと俺にきっちり7万円返してきたでしょ？普通、そのままもらっちゃうでしょ（笑）別にお金の問題じゃないんだけど、そんな子は大学時代ぶりに会ったから。」

どうやらセレブ男・タクミさんには、私が気にもとめなかったあの何気ない一瞬が思い出になったよう。エセ港区女子のみなさん、お金持ちを侮るから可愛がられないのよ！
 大事なのは「謙虚さ」と「大胆さ」を絶妙なタイミングで使い分けること。

ちょっと長くなっちゃったけど最後まで読んでくれてありがとう。では、次の旅行記までごきげんよう♡

おわりに

次の【実録！セレブ旅行紀】は日本にある冬の定番旅行地！
どんなセレブ旅が繰り広げられるのか、乞うご期待です♡

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