はじめに
野尻湖(のじりこ)は、長野県にある湖です。
ナウマンゾウや旧石器時代の化石が発掘されることで有名なスポットなんですよ。
四季折々の咲き乱れる花が美しい場所でもある、野尻湖の魅力に迫ります!
長野県の野尻湖とはどんな湖?
野尻湖は、長野県の北部、信濃町にある湖です。
一級河川である関川の水系で、池尻川を通じて流れて関川に合流し、新潟県の上越市で日本海に注ぎます。
野尻湖はナウマンゾウやオオツノジカの化石、さらには旧石器時代に使用されていた石器が発掘・出土した湖でもあります。
約4、5万年前の日本を知る手がかりとして、現在も発掘調査が行われているんですよ。
湖岸線が複雑に入り組んでいて、その形が芙蓉(ふよう)の葉に似ているため、「芙蓉湖」とも呼ばれます。
かつては「信濃尻湖」といった別名もあったそうです!
長野県「野尻湖」の見どころ、黒姫高原のコスモス!
野尻湖の見どころは、黒姫高原です。
野尻湖のある同じ信濃町にある高原で、野尻湖からは上信越自動車道および、しなの鉄道北しなの線をはさんだ場所に位置しています。
スキー場もあり、冬はスキーやスノーボードなどウィンタースポーツも楽しめるスポットです。
夏から秋にかけてのシーズンもおすすめ!黒姫高原のコスモス園が素敵なんです。
コスモスといえば「秋桜」と書くように、秋がその見ごろですよね。
しかし、黒姫高原コスモス園では7月に咲く品種も植えられています。
8月からダリアも咲き始め、コスモスとともに楽しめるんですよ。
古代の野尻湖に触れる、野尻湖ナウマンゾウ博物館
野尻湖をより深く楽しめるスポットが、野尻湖ナウマンゾウ博物館です。
野尻湖のほとりに位置しており、約4~5万年前の旧石器時代の様子を展示で再現しています。
化石に触れてみたり、石器づくりの体験もできるんです♪
今は絶滅してしまったナウマンゾウの大きさに驚いたり、当時の野尻湖周辺で狩りをし生活していた古代人に思いを馳せてみたりと、歴史に触れられる場所です。
◆野尻湖ナウマンゾウ博物館
住所:長野県上水内郡信濃町野尻287−5
電話番号:026-258-2090
営業時間:9:00~17:00
定休日:5・6・9・10・11月の末日(その日が日曜、祝祭日の場合はその翌日が休館日)
野尻湖ナウマンゾウ博物館
長野県「野尻湖」へのアクセス方法
野尻湖への車でのアクセスは、上信越自動車道の信濃町ICからが便利です。
黒姫高原までは、約5キロ走行した先にあります。
野尻バイパスの野尻湖入口で、湖に到着します。
ナウマンゾウ博物館へも、そちらから入るのが便利ですね。
鉄道でのアクセスは、しなの鉄道北しなの線「黒姫駅」からバスまたはタクシーで移動します。
「黒姫駅」へは北陸新幹線「長野駅」からしなの鉄道北しなの線でアクセスしてください。
あるいは同じ北陸新幹線の「上越妙高駅」から、えちごトキめき鉄道を使ってもいいですね。
おわりに
湖の景色を味わうだけでなく、古代の暮らしにも思いを馳せられるスポット、野尻湖をご紹介しました。
日常を忘れてタイムスリップするのも一興!長野県観光の際には、ぜひ野尻湖もチェックしてみてくださいね。