はじめに
愛知県の三河湾にある佐久島(さくしま)は、現代アートの島として注目されている離島です。
見て、体験できるアートの島・佐久島の魅力と見どころをご紹介しま♪
愛知県の離島「佐久島」の魅力と観光スポット①佐久島とは
愛知県西尾市にある佐久島(さくしま)は、三河湾に浮かぶ離島です。
全域が三河湾国定公園に含まれています。
面積は1.81平方キロメートルととても小さく、人口は300人弱となっています。
年間の平均気温は16度程度と温暖な気候で、愛知県本土とは非常に近いですが、本土にはない珍しい植物が生えるという特徴も見られます。
愛知県の離島「佐久島」の魅力と観光スポット②島の人口減少
佐久島の人口は戦前までは1000人以上いましたが、戦後は出稼ぎや離島が進み、人口はどんどん減少していきました。
さらに高度経済成長期に、近隣の日間賀島や篠島は観光開発を積極的に行いましたが、佐久島は大手資本の開発を拒否したために、観光化もされずに、さらに島の人口は減少の一途をたどることになったといいます。
愛知県の離島「佐久島」の魅力と観光スポット③アートプロジェクト
衰退していく島を盛り上げるため、1996年に国土庁や愛知県が支援し、佐久島が所属する一色町が「弁天海港佐久島プロジェクト」を主催しました!
これは、島の有志が現代アートを島おこしに利用して、島民と観光客の交流人口増大を図ったものです。
これを機に、島の祭事に合わせてアートイベントを行い、アートフェスティバルや他にも年間通じて展覧会やアートワークショップが行われるようになりました。
愛知県の離島「佐久島」の魅力と観光スポット④おひるねハウス
佐久島には数多くのアート作品やアートスポットがあります。
中でも「おひるねハウス」は、佐久島アートを代表する作品の一つです。
佐久島の西集落の家々に用いられる黒壁をモチーフにして作られた黒い箱で、ここからは佐久島の穏やかな海辺を眺めることができます。
特に、佐久島を代表する花である「ハマダイコン」が咲く春は、より美しい風景が見られますよ♡
愛知県の離島「佐久島」の魅力と観光スポット⑤佐久島アートピクニック
佐久島には常設で22ものアート作品が展示されており、それをくまなく巡るための地図とスタンプシートが配布されています。
それぞれの作品の体験と鑑賞の手引も詳しく説明されていて、見てもよし、体験してもよし、記念撮影してもよし、の佐久島アートを見落としなく満喫できるようになっているんです♪
愛知県の離島「佐久島」の魅力と観光スポット⑥弘法めぐり
大正時代に佐久島には88ヶ所の「弘法の祠」が建てられました。
その後、時が経つにつれて多くの祠と弘法様は失われてしまいましたが、2009年頃より島民の方やボランティアの方がアートでリノベーションしています。
「弘法の祠」には弘法めぐりのスタンプシートがあり、お気軽にプチお遍路さん体験ができますよ!
愛知県の離島「佐久島」の魅力と観光スポット⑦佐久島へのアクセス
佐久島へは定期船でのみアクセスできます。
まずは定期船乗り場である一色港を目指します。
一色港まではJRや名鉄を利用し、西尾駅を目指し、西尾駅からは路線バスで向かいます。
佐久島へは通常期はフェリーが1日7便運航しています。
また、ゴールデンウィークや夏休み中などは1便増便があり、8便運航しています。
運賃は片道が820円で、所要時間は約25分です。
佐久島 アクセス
おわりに
佐久島では時に美しく、時に面白いアート作品が島中にいっぱいちりばめられています♪
歴史や伝統にも敬意を払った作品たちは、佐久島以外では絶対見れません!一見の価値ありですよ♡