はじめに
朝、人々がコーヒー片手に出勤する姿が日常となり、街中では老若男女がカフェに集う…。台湾のコーヒー文化はこの10数年ですっかり定着。生産者や経営者、バリスタたちの努力により、その味わいと文化は年々深化しています。台湾におけるドイツ発のナチュラルヘルスケアを28年にわたって伝えている「德風健康館」は、ドイツの生活理念を受け継ぐコーヒーブランド「kafeD咖啡滴」を立ち上げ、世界の最高品質のコーヒーと健康ドリンクを提供。このほどオープンした台中・水湳の旗艦店が話題です。緑化が進む台中の注目エリアにフラッグシップショップがオープン。
7本の園道、7つの公園による緑のネットワークをつくり、台中を革新的なガーデン・シティとして生まれ変わらせるプロジェクト「台中之心」。なかでも中央公園を擁する水湳経済貿易園區は、日本の建築家・妹島和世氏の設計による美術館と図書館の複合施設「綠美圖」が造られるなど、注目度の高いエリアです。自然や健康への意識が高まるコーヒーブランド。
「德風健康館」による「kafeD咖啡滴」旗艦店は、この緑溢れる場所に誕生しました。庭に植えられたオリーブは、イタリアから運ばれた樹齢700年の大木。この大樹は、平和と希望、そしてグループの未来の素晴らしい展望と永遠の成長の象徴であると創業者の伍慶雲氏は語ります。「ドイツ人は自然こそが最高の医師だと信じているんです」と伍会長。「德風健康館」はドイツのヘルスケア製品を輸入販売するなかで、“品質へのこだわり、自然回帰、生命の尊重”という経営理念を堅持。近年は予防医学を積極的に推進しています。「kafeD咖啡滴」は、このコンセプトに基づき、健康的な食生活への意識喚起を促すべく誕生しました。
Less is More.の思想とバウハウスの美学が息づく空間。
そのフラッグシップショップ「kafeD台中水湳旗艦店」は、150坪の快適な空間。設計は “少ない方が豊かである”というドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉を体現。バウハウスの機能主義の美学に基づき、ベースカラーには純白を用いて、すっきりしたラインを構築。 1階はセミオープンのコーヒーバーで、バリスタが淹れるプロセスを間近で見ることができます。また、天井から床までの全面窓の外には美しいオリーブの木。光と影が流れる様子を眺めるのも一興です。2階には半円形のソファ席があり、明るく心地よいだけでなく、絵になる空間となっています。美味しい果実を見分ける鳥のように。最高品質の豆を厳選。
ブランドロゴは、自由の象徴である鳥がモチーフ。ブランドディレクターの伍鴻昌(Tommy)氏は「鳥は自由に行動できます。そこでkafeDは皆さんに自由な空間を提供します。また、鳥はおいしい果物を摘むのが得意。同じように、私たちは高品質なコーヒー豆を選び取ります。厳格な選別方法や国際的な専門家チームを通じて、世界のコンクールで優勝したトップクラスのコーヒー豆を獲得し、最適な焙煎によって格別な一杯を淹れています」と語ります。お店の味を自宅でも。知見が深まる体験講座は参加必至。
コーヒーへの知識を深めるイベントも魅力的。特別に作られた「聞香區」では、テーマを不定期に設け、厳選された豆をゲストにテイスティングにしてもらうほか、「焙豆區」では、好みの豆を選び、適切に焙煎した後、小袋に包装して持ち帰ることができます。バリスタからその場で淹れ方のレクチャーを受けることも。こうしたコーヒー体験講座の目的は、知識を深めてもらうだけでなく、お店の味を自宅でも楽しんでもらうためであるとTommy氏は強調します。ヘルシードリンクも充実。お疲れ気味の体が喜ぶ一杯を。
kafeDはまた、「德風健康館」のヘルスケアアイテムを使ったノンカフェイン、ノンアルコール、低カロリーで体への負担が少ないドイツ式の健康ドリンクを開発。鉄分豊富なワイルドベリー炭酸、オレンジ&ピーチ生姜茶など、フルーツ&ハーブシリーズは全5種類。キャラメル味のオーツミルクシリーズは、美肌を目指すタイプとエナジーチャージの2種。いずれもドイツの厳格な健康志向を反映したレシピで、コーヒーが苦手な人も、ブランドコンセプトを体感することが可能です。オリジナリティが光るルックスと味わい。バウムをはじめとしたスイーツもぜひ。
スイーツについても研究を重ねていて、ドイツのクラシカルなバウムクーヘンの改良にあたっては、フランス流の手法を取り入れてアレンジ。味も見た目も驚きのあるスイーツを創作しています。また、パティシエがバウムクーヘンを焼く過程が見られるオーブンルームを設置。甘い香りに包まれながら、その様子を眺めれば、幸福感と癒しを得られることでしょう。ドイツのヘルスケア商品がソフトクリームに!? コラボアイスは必食です。
旗艦店のオープンを記念して、kafeDは、「德風健康館」と台南の人気アイスクリームブランド「蜷尾家」とのコラボレーションを企画、業界の垣根を越えた2つのサプライジングな味わいを生み出しました。ドイツの万能オイル「百靈油」、のど飴の「索丹潤喉糖」にインスピレーションを得て「蜷尾家」がクリエイトしたのは、オリーブオイルとペパーミント風味のアイス《德國百靈霜淇淋》、そして乳成分を含まない甘酸っぱいレモンスムージー風の《德國檸檬糖霜淇淋》。どちらのソフトクリームも優雅でさわやかな味わいで、人気商品となること間違いなし。何気ない日常に小さな幸せを感じることは、実はとても簡単。kafeDを訪れ、ひとときを過ごしてみてください。ここで自然の恵みをたっぷり感じれば、体の内側からの活力がわきあがってくるはず。心身のリセットにも最適。台中を旅する機会には、ぜひとも立ち寄りたいスポットです。
◆kafeD咖啡滴 台中水湳旗艦店
住所:台中市西屯區經貿路二段326號
電話:+886-4-2322-2689