はじめに
訪れた土地の名産品や地元グルメに合える道の駅は、旅には欠かせないスポット。ドライブ中の休憩場としても便利です。様々なサービスを備えた全国に数ある道の駅の中でも、地元ブランドの黒毛和牛やクジラ料理をたっぷり楽しめる施設をはじめ、特に魅力的な5か所をご紹介します。
地元食材をふんだんにいただけるレストランや「ロイズ」の限定品も! 「あ・ら・伊達な道の駅」@宮城
東北有数の温泉地・鳴子温泉郷へのアクセスもいい、年間300万人以上が訪れる道の駅。宮城県大崎市の観光拠点ともいえる施設で、旬の野菜や地元食材を使ったバイキングが人気の「あ・ら・伊達なレストラン」を目当てに訪れる人も多いのだとか。バイキングには、4種類のカレーや手作り惣菜、サラダ、スープ、ごはんなど30種類のメニューが並び、このレストランで使用される食材が、施設内の農産物直売所で購入できるのも魅力です。
大崎市が姉妹都市として提携する、北海道当別町に工場があることから、チョコレートブランド「ロイズ」の店舗も常設され、ここでしか買えない道の駅限定品も狙い目。屋外販売の「ロイズ」のソフトクリームも楽しめます。そのほか情報発信スペースもあり、地域内外の芸達者によるステージショーなどイベントも盛りだくさん。快適な1日を過ごせる憩いの場になっています。
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ブランド牛を存分に味わえる「道の駅 旭志」@熊本
清らかな阿蘇の伏流水が湧き、春になるとあちこちで蛍が舞う自然豊かな熊本県菊池市の旭志エリアに位置する道の駅。旭志には、日本名水百選にも選ばれた菊池渓谷や阿蘇の伏流水が湧き、豊富な湧水と肥沃な土壌などが農産物を作るのに適した環境。豊かな大地で作られた新鮮な野菜や果物、加工品が道の駅内の物産館には豊富に揃うので、ぜひお土産に。
物産館には精肉店もあり、熊本県のブランド牛「味彩牛」の中でも、地元旭志で育ったオリジナルブランド「旭志牛」が購入できます。黒毛和牛の肉質とホルスタインの体格を併せ持ち、とても柔らかく、適度な霜降り具合でヘルシー。噛みしめるほどに上質な旨味が広がります。旭志牛を使用した惣菜や弁当、加工品もあり、手作りのメンチカツは、月に一万個売れるほどの逸品。併設の食彩館では、「旭志牛」をステーキや、焼き肉スタイルで楽しめるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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ホタルイカや「但馬牛」など特産品の宝庫「道の駅山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」@兵庫
「道の駅山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」がある兵庫県の新温泉町は、湯村温泉や浜坂温泉郷を有する、日本海に面した風情ある里。ホタルイカの水揚げ量日本一の浜坂漁港で獲れる海鮮や「但馬牛」の産地としても有名な食の宝庫です。直売所には、季節の野菜や農産物、特産品など新温泉町の旨いものが一堂に会し、「栃餅」や、トビウオやイワシなどの産地の魚を練り込んだ「浜坂ちくわ」は、わざわざ遠方から買いに来る人も多い名産品。お土産としてはもちろん、購入してその場で食べるのもおすすめです。
「たじま屋食堂」では、“美味しいを届けるだけでなく、美味しいを食べに来てほしい”という思いから、地産食材にこだわり抜いた、ここでしか食べられない料理やスイーツを提供。特産品の“食べ比べ”をテーマに、「但馬牛」を和風のすき焼きと洋風のローストビーフで食べ比べる「ごっつぉうランチ」や、稀少なモサエビと甘エビを、天ぷらや刺身、カルパッチョ風と、異なる調理法の料理で味わう「地エビィ~トランチ」(1日5食限定)は一押しです。
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捕鯨発祥の地でクジラ文化に触れる「道の駅たいじ」@和歌山
日本での〝捕鯨発祥の地″と言われ、町民の多くが捕鯨関連の仕事に従事していた和歌山県・太地町にある道の駅。檜の香るフードコートでは、「鯨の竜田揚げ定食」や「鯨焼肉定食」などのクジラ料理を堪能できます。太地町では、クジラを観光の中心に据えたまちづくりを進め、クジラの近くで一緒に泳げる海水浴場や、クジラについて学び、触れ合うこともできる太地町立「くじらの博物館」といったクジラにまつわる観光スポットがいっぱい。こちらの道の駅でもアニメーションやパネルを使い、捕鯨について分かりやすく展示され、太地の町とクジラの切っても切れない歴史を感じることができます。
「日本一きれいなトイレ」をコンセプトに造られた洗練されたデザインのトイレは、少し我慢してでも立ち寄りたいほどの清潔感。24時間利用することができ、高級ホテルのトイレみたいという口コミもあるほどです。トイレ休憩は、ここで決まりですね。
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海岸線を望む絶景と美食を求めて「道の駅 志原海岸 海来館」@和歌山
国道42号線の熊野街道沿いにあり、雄大な太平洋を一望する絶好のロケーションが自慢。海、山、川と自然を感じる和歌山県白浜町の道の駅です。1階にある地元の魚介類や農産物を販売するお土産物コーナーの名物は、日置川でとれた天然アユを、太平洋の天然塩とスペイン産のオリーブオイルで漬け込んだアンチョビならぬ「あゆチョビ」。あまりの人気に売り切れることも。そのほか、イタリアンレストラン「ラ・バンビーナ」も評判です。
和歌山の海や日置川で獲れた地魚料理を美しい海岸線を眺めながら贅沢に味わえるのが2階「海来館食堂」。料理長厳選の朝どれ鮮魚も並ぶ刺身5点盛りの「刺身定食」は特におすすめです。
道の駅の目の前には志原海岸があり、インスタなどで人気の「ベアーズ・ロック」や「志原千畳敷」、良質な温泉「リヴァージュ・スパひきがわ」といった観光スポットも魅力的。スキューバーダイビングスポットや、20面もの広大なテニスコートを備える全国最大規模の本格人工エクレイコートも近いので、多様な楽しみ方ができるのも嬉しいですね。
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おわりに
地元の魅力を詰め込んだ道の駅は、工夫を凝らしたサービスが満載。その地でしか味わえない地元グルメを思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。