はじめに
島原の乱で最後の舞台となった、長崎県の観光スポット原城(はらじょう)跡の魅力と見どころをご紹介します。
島原の乱に関連する資料のある、有馬キリシタン遺産記念館などの周辺スポットも合わせてお伝えします。
長崎県観光で立ち寄りたい「原城跡」の魅力と見どころ①島原の乱で最後の舞台となった原城跡
島原の乱は、若干16歳のキリシタン大名と言われた天草四郎が総指揮をとり、約3万人のキリシタンと農民が戦い、命を落とした戦いです。
この島原の乱で最後の舞台となったのが原城跡で、その悲惨さを後世に伝えています。
原城一帯では多くの遺骨が出土され、原城跡内にある「ほねかみ地蔵」に納められています。ここには天草四郎の銅像や墓碑、残存する石垣などがあります。
◆原城跡
住所:長崎県南島原市南有馬町乙 付近
原城跡
長崎県観光で立ち寄りたい「原城跡」の魅力と見どころ②有馬キリシタン遺産記念館
有馬キリシタン遺産記念館は、約250年間キリスト教の潜伏を支えた背景と、キリスト教の弾圧された歴史、島原の乱や天草一揆の状況を学べる施設です。
原城跡でなぜ島原の乱が起こったのかなどについて、知識を得ることができます。
原城跡で出土した十字架などのキリシタン遺物も展示されており、合わせて学んでおきたい日野江城跡についても学べます。
◆有馬キリシタン遺産記念館
住所:長崎県南島原市南有馬町乙1395
電話番号:0957-85-3217
営業時間:9:00~18:00
定休日:木曜日、年末年始
有馬キリシタン遺産記念館
長崎県観光で立ち寄りたい「原城跡」の魅力と見どころ③竪穴建物跡群
原城跡には、島原の乱で一揆軍が長期間戦いに備えて住んでいたと推測される竪穴建物跡群が残っています。
石垣に沿って、1辺が2.3メートル、南北に9区画連なっており、家族単位で使用していたようです。炉や釜戸を作っていた形跡がなく、敵にばれない様に火を使わず生活していた説もあります。
組織的に篭城をしており、高い規律を守っていたと言われています。
長崎県観光で立ち寄りたい「原城跡」の魅力と見どころ④原城本丸大手門跡
原城本丸の最北エリアは、巨大な門の礎石8個、水路や階段が発見され、原城本丸大手門跡と考えられました。
本丸大手門は、京間の寸法を採用して作られており、当時、近畿地方で使われていた建築技術の可能性が高いと推測されています。
また原城がある場所は高台のため、高さがあることから、遠くの沖を航行していた船からも見えたとされています。当時の大手門を想像しながら、巡る楽しさがありますよ。
おわりに
島原の乱で最終戦となった、長崎県の観光スポット原城跡の魅力と見どころをご紹介しました。
有馬キリシタン遺産記念館で島原の乱などの歴史について学んでから、見学されることをおすすめします。