はじめに
この冬はいつもの観るだけの鑑賞から一歩進んで体感するアートを経験してみませんか?
特別な体験ができる今年の冬のアートイベントをご紹介します。
MUTEK.JP 2019
「MUTEK.JP 2019(ミューテック ジェーピー 2019)」は、2009年にカナダのモントリオールでスタートした最新のテクノロジーを使った電子音楽と、デジタルアートであるオーディオヴィジュアル・アートの祭典(記事トップの写真)です。
日本では4回目の開催となる今回は、渋谷の新たな新名所である10月に新しく生まれ変わる次世代エンターテインメントホール「ライン キューブ シブヤ(渋谷公会堂)」、「渋谷ストリーム ホール」と「渋谷ヒカリエ」、クリエイティブスペース「エッジオブ」、そして夜のライブは恵比寿の「リキッドルーム」で開催されます。
それぞれの会場で最新技術とテクノロジーを駆使したオーディオビジュアルライブパフォーマンスやエキシビジョン、カンファレンス、ワークショップなど体感するアートが繰り広げられます。
刺激的なアートを体感しましょう。
◆MUTEK.JP 2019
場所:渋谷ヒカリエ ヒカリエホール、渋谷ストリーム ホール、ライン キューブ シブヤ(渋谷公会堂)、リキッドルーム、エッジオブ
会期:12月11日(水)〜12月15日(日)
料金:未定
「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展
▲Dumb Type《pH》 Photo: Shiro Takatani
東京都現代美術館では、11月16日(土)から2020年2月16日(日)まで「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展が開催されます。
日本を代表するメディアアーティスト集団であるダムタイプは、セリフを排除した「ダム」という手法を使ったパフォーマンスを行っていて、デジタルと身体の新たな関係である「ポストヒューマン」表現のパイオニアです。
今回の展覧会は大型インスタレーションで構成される大規模な個展で、6点の新作も発表されます。
また、今回の展覧会ではダムタイプの中心にいながら1995年に急逝した古橋悌二氏の系譜を追うことでダムタイプのメッセージを感じることができる構成になっています。
◆「ダムタイプ―アクション+リフレクション」展
場所:東京都現代美術館 企画展示室 1F
電話番号:03-5777-8600
会期:11月16日(土)~2020年2月16日(日)
開催時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、2019年12月28日(土)~2020年1月1日(水)、1月14日(火)
料金:一般1,400円
未来と芸術展
11月19日(火)から2020年3月29日(日)まで、森美術館では「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか」が開催されます。
AIやロボット技術などの最先端のテクノロジーによって大きく変わる人間の近未来について、さまざまなジャンルのアートに触れられる展覧会となっています。
近未来の生活をイメージして衣服や家具、食物などのなど身近な衣食住に関する作品やプロダクトや、バイオ技術を使っての表現に挑んでいる作品を集めたバイオ・ラボが登場し、DNAによって再現されたゴッホの切り落とされた左耳という作品も。
どのような未来を作るべきか考えながらアートに触れる一日を過ごしてみては。
◆未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか
場所:森美術館
電話番号:03-5777-8600
会期:11月19日(火)~2020年3月29日(日)
営業時間:10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで) ※11月19日(火)、12月31日(火)、2月11日(火・祝)は、22:00まで開館。
料金:一般 1,800円
おわりに
この冬に注目の、観るだけではない体感型アートのイベントをご紹介しました。
ありきたりではないアート体験ができるので、ぜひ足を運んでみてください。