はじめに
日本にはたくさんの方言がありますよね。
最近は方言女子の魅力にも注目が集まっています。
今回は、誰でも必ず使うワード「暑い」を意味する方言をピックアップしてご紹介していきます♪
全国の「暑い」の方言①いきる系
暑いと感じるとき、むわっとする蒸し暑さにうんざりしませんか?
高温多湿の日本には、暑さを表した方言が全国にたくさんあるんです♪
たとえば、静岡県の「いきれる」や岐阜の「いきる」などは、古語の「熱る=いきる」が語源とされている方言。
“体に熱を持つほど蒸し暑い”という意味が込められているそうなんです!
古語の時代から、日本は蒸し暑かったんだな……とわかる方言ですね。
全国の「暑い」の方言②温かい系
冬を迎えると厳しい寒さになる、東北エリア。
こちらでは、夏の暑さを温かく感じるようです。
青森県では「ぬぐい」、秋田県では「ぬぎぃ」のように表現することが一般的で、「温い=ぬくい」が由来になっています。
一方、夏の暑さがキビシい九州では、暑さにも段階があるようです。
「ぬくい」が語源となっている言葉を挙げると、福岡県や鹿児島県では「ぬっか」、宮崎県では「ぬき」という方言があります♪
全国の「暑い」の方言③蒸す系
全国にある「暑い」という方言の中でも、日本ならではの“蒸し暑さ”を表現したものもあるようです。
たとえば、大阪府や福岡県で使われる「ほめく」は、カラダが「火照る」という意味を持つ方言。文字を見ているだけで、汗をかいてしまいそうですね。
また、そのまま「蒸す」を語源としているのが、岐阜県の「うむす」。
「今日はうむすのぉ」などと使うそうですよ。
全国の「暑い」の方言④暑い系
そして全国でいちばん使われているのが、「暑い」をアレンジした方言。
北海道では「あっつい」、新潟県では「あっちぇ」、栃木県は「あじぃ」、高知県「あとぅい」、そして沖縄県では「あちさぁ」と表現するようです。
暑さのあまり、「暑い!」と顔をしかめて言うよりも、「あっちぇのー」や「あじぃねぇ」と言葉にしたほうが、なんだかやわらかく聞こえていいかもしれませんね♪
おわりに
「暑い」の方言をご紹介しました。
日本全国どこへ行っても夏の蒸し暑さを感じるようです。
どの地方の方言にも「暑い!」という気持ちがこもっていて、面白いですよね♪