はじめに
夜食ビュッフェに代表される、独自のサービスで知られるホテル「康橋連鎖旅館(KINDNESS HOTEL)」。快進撃を続ける台南では、「台南赤崁樓館」「台南民生館」に続く3館目がオープン。ローカルフードを通じて感じるその土地の文化、我が家のような快適さ…その忘れがたい魅力から、リピーターが多数。新ブランド「康橋慢旅(Kindness Day Hotel)」として、安平運河沿いに誕生した新館の様子を紹介します。旅の緊張が緩み、“我が家に帰ってきた気持ち”に。
三角屋根の家をイメージした装飾のある外観は、ホテルのコンセプトそのもの。ゲストに感じてもらいたいのは、“我が家に帰ってきたような心持ち”。それは一歩中に入れば、より強く感じられるはず。デニム色の制服に身を包んだ活気あるスタッフに声をかけられたときには、旅の緊張がふっと緩み、安堵を覚えることでしょう。観光スケジュールは、街を知り尽くしたスタッフに相談を。
ロビーの青色の壁には、台南の文化、美食、注目スポットをわすりやすく表示した地図が。これを眺めると、最もホットな「河樂廣場 The Spring」、安平区の観光にもほど近い好立地であることがわかります。2020年3月にできたばかりの「河樂廣場 The Spring」は、ショッピングモールの跡地を再開発して作られた、ラグーンのある公園。スタッフに声をかければ、こうした最新情報はもちろん、地元の人々だけが知る穴場、イチオシの美食の情報を得ることも。ゲストの旅をより思い出深いものにするお手伝いを惜しみません。また、展示エリアには、日本人イラストレーター・長場雄とのコラボ商品が並べられています。ホテル入り口正面に掲げられた『二人旅』、レストランの壁にある『ビールで乾杯』といった作品に触れたなら、これから始まる旅のイメージをかき立てられること請け合いです。
まるでリビング! 居心地のよいオープンスペースで自由な時間を。
館内は、木の温かみを生かした内装、日本風のシンプルなインテリア。年中無休のオープンスペースは、読書、休憩、飲食エリアやバーとしての役割を持ち、自宅にいるかのような、思い思いの過ごし方ができます。座り心地のよいソファでくつろぐもよし、ホテルが厳選したライフスタイル誌をめくるもよし、パソコンを持ち込んで仕事をするもよし。もろちん、飲み物を片手にボーッとして過ごすにも最適な空間です。コンセント口が多く充電も安心、温水洗浄便座など設備面も言うことなし!
客室は全部で90室。2人、3人、4人での宿泊に対応しており、共用スペースと同様、インテリアはシンプルシック。暖色系を多用した温かみのある雰囲気にまとめつつ、ベッドのヘッドレストのカラーを差し色として効かせることで、全体の印象を引き締めています。高層階は落ち着いた色合いで、ビジネスユース向き。低層階は明度が高い色みを使って快活なイメージにまとめています。設備や操作系統はピクトグラム化されていてわかりやすく、コンセントは多め、さらに日本ブランドの温水洗浄便座を完備。今どきのゲストが求めるポイントをしっかりおさえ、くつろげる空間を提供しています。ビュッフェはすべて無料。アイスクリームのあるドリンクバーは24時間利用可!
そして、滞在するゲストが最も驚くのは、飲食の充実ぶりです。実家に帰ったとき、祖母や母が食事の心配をしてくれるように、「康橋慢旅」は、ゲストの“ちょっと何か食べたい”思いに応える準備があります。館内のビュッフェは、朝食はもちろん、アフタヌーンティーのほか、夜食タイムの利用も可能。そして、ドリンクバーはなんと24時間オープン。ジュース、リンゴ酢、挽き立てコーヒー、スリランカ産のディルマの紅茶、6フレーバーを揃えたアイスクリーム…これらの飲食がすべて無料というから驚きです。地元の銘菓のサービスも。行列せずともいただける幸せ。
さらに、午後3時から夜10時半までの間は、台南の行列ができる人気店「連得堂」の手焼き煎餅、「章成」の麦芽糖クラッカーサンド、「益生堂」のフルーツ蜜漬けをおやつとして提供。まるで自宅にいるように、食べたいものを食べたいときにいただける贅沢。リピーターが多いのも納得です。夜7時から10時は夜食タイム。温かい軽食、サンドイッチ、つまみ類が食べ放題に。デンマークのクラフトビール・ミッケラー、アメリカのボイランのジンジャーエール、ルートビア、クリームソーダをいただきながら、旅の疲れを癒せます。
寝坊しても大丈夫! 朝食ビュッフェは11時までオープン。
朝食は、スローフード、スロートラベルの概念のもと、11時までゆったりと楽しめます。中華と西洋料理のビュッフェ形式で、旬の食材を使った特製料理を用意。異国風の卵焼き、あつあつの台湾料理、色とりどりの季節の野菜、自家製マシュマロトーストなどなど大充実。食べ過ぎて、街中の台南美食を食べる余裕がなくならないよう、ご用心!夏場や長期滞在の際に助かるのは、セルフランドリーサービス。洗剤も柔軟剤も用意されていて、まさに至れり尽くせり。また無料のレンタサイクルも好評です。運河沿いのサイクリングに、名所めぐりに……自転車があるだけで、そこで過ごす時間が大きく変わるのを実感するはず。
台南を訪れるたびに泊まりたくなるホテル「康橋慢旅」。未体験の人は、次の台南滞在にぜひ。一度泊まれば、リピーターとなること間違いなし!です。
◆康橋慢旅(Kindness Day Hotel)
住所:台南市中西區民生路二段416號
電話:+886-6-2805-566