はじめに
台湾中西部に位置する台中市。台湾リノベーションブームの火付け役となったスイーツ店「宮原眼科」、サイケデリックな壁画アートがフォトジェニックな彩虹眷村(レインボー・ビレッジ)など、若い世代の琴線に触れるスポットが多く、年々存在感を増す都市です。そんな街にぴったりなホテルが、人気夜市のある逢甲エリアにオープン。台湾最大といわれるハイテクホテル「浮雲客棧 Kloud Hotel」の全容に迫ります。
開放的なロビーでゲストを迎えるのは、働き者のロボットたち。
このホテルの特色が如実に現れているのが広々と明るいロビー。浮雲をモチーフにしたフロントデスクには、セルフチェックイン用のモニター、傍に控えているのはワゴン型ロボット、そして壁面に並ぶロッカー前には、アーム型ロボットがスタンバイ。スタッフの姿はどこにもありません。そう、この無人化こそが「浮雲客棧 Kloud Hotel」のセールスポイント。プライバシーを気にするゲストに大好評です。
チェックインは日本語対応。英語や中国語ができなくてもOK!
チェックインは、モニター操作と身分証のスキャンをすることで、ルームキーを受け取るシステム。画面は中、英、日、韓の4言語に対応しているので、英語でも不安…という人も安心です。ワゴン型ロボットは、スーツケースを部屋まで運んでくれるほか、各種ルームサービスに対応。追加の備品などを部屋まで届けてくれる働き者です。一方、クレーン車を彷彿とさせるアーム型ロボットは、荷物預かり専用機で、チェックイン前やチェックアウト後の一時預かりを担当します。また、事前にホテルのアプリをインストールしておけば、よりスムーズな手続きが可能に。
すべてのサービスは、忘れがたい滞在のために。
そんなハイテクぶりが際立つ一方、ホテル名の「浮雲」は、唐代の詩人・李白の『送友人(友人を送る)』の一節にちなんだもの。遠く離れた旅路で出会った、この縁を忘れがたいものにすべく、最善のおもてなしを……という思いが込められているそう。
ベッドはシモンズ。快適な滞在と眠りをお約束。
客室は全174あり、約6割にあたる105室は4人用のファミリータイプ。シンプル&モダンなインテリアに、大きな掃き出し窓、電動カーテン、バストイレ別、シモンズ社のベッドを配しているほか、4人部屋には、2バスルーム&2トイレを完備するなど、快適さを追求した内装と景色の良さが自慢です。
グループなら、プルデンシャル・スイートという選択も。
プレジデンシャルスイートは、6人が宿泊可能。リビングと2ベッドルームという贅沢な間取りと広さは、このエリアでは唯一のものだそう。
見晴らし抜群。15階のレストランは夜景も必見!
最上階にあるレストラン「萊可曼法式餐廳(LCM Restaurant)」は、高層階ならではの絶景に気分が上がります。旅の始まりを感じさせる朝食セットをはじめ、ランチタイムには手作りパスタやドリアなどのイタリアンを提供。そしてディナータイムはフレンチのコース料理がいただけます。美しい夜景を望むロマンティックな雰囲気は、プロポーズの勝負レストランとしても人気が出そう、との声も。
軽食もスイーツも。テラス席つきのカフェでリラックス。
また、1階の「比斯奎爾烘焙坊(B Square)」は、年中無休のベーカリーカフェ。パンやスイーツはもちろん、ベーコンエッグ、スパイシーチキンなど5種のサンドイッチなどの軽食を用意。サンドイッチは、スープやコーヒーと組み合わせたセットとしていただくことも可能です。天井が高く開放的なうえ、自然光が気持ちいい中庭に面していて、居心地は抜群。天気が良い日はテラス席もオススメです。
レストランもカフェもルームサービスに対応しているので、誰にも煩わされることなく、ひと息つきたいときに、ぜひ。
おわりに
台中に滞在するなら、そして逢甲夜市を訪れる予定があるなら、ホテルは「浮雲客棧 Kloud Hotel」が断然便利。現在、ベーカリーからのウエルカム・スイーツのサービス中でお得です。また、会員登録をすると早割などの特典も。次の訪台時は、話題のハイテクホテルで新しい滞在の形を体験してみませんか。
◆浮雲客棧 Kloud Hotel
住所:台中市西屯區西安街277巷59號
電話:+886-4-2706-5855