はじめに
『天空の城ラピュタ』『火垂るの墓』『もののけ姫』『時をかける少女』など、約40年の間、数々の名作アニメーションで美術監督を務めてきた長崎県五島市出身のアニメーション映画・美術家、山本二三(やまもとにぞう)氏。
この度、長崎県五島市に「五島の雲 山本二三美術館」がオープンします。館内にはアトリエが再現されるほか、短編アニメを見ることができるコーナーも完備。山本氏が描く世界にたっぷり浸ることができる空間となっています。
2018年7月1日(日)11時に開館することが決定した「五島の雲 山本二三美術館」。山本二三氏の描いたアニメーションの背景画や、五島を描いたオリジナルの絵画を約50点展示する美術館です。
建物は1863年(江戸時代)に建てられた武家屋敷「松園邸」を改修。五島の雄大な自然を見て育った山本二三氏の絵と、五島の歴史を感じられるスポットとなっています。
▲展示風景。建物は1863年(江戸時代)に建てられた武家屋敷「松園邸」を改修。その雰囲気に合うよう屏風型のパネルを使用して展示しています。
▲山本二三氏のアトリエを再現。モニターには山本二三氏がどのように絵を描いているかが映し出されています。
▲空と雲の部屋。迫力ある独特の雲の描き方が特徴的で、ファンの間で「二三雲」と呼ばれている山本二三氏が描いた空と雲が広がります。雲のソファでは短編アニメを観賞でき、こちらのコーナーに限り、写真撮影が可能。
施設情報
◆五島の雲 山本二三美術館
開館日時:2018年7月1日(日)11:00
所在地:長崎県五島市武家屋敷2-2-7
料金:一般 400円/団体(5人以上)320円、高・中・小学生200円/団体160円、高・中・小学生(五島市内)100円、小学生未満無料、共通観覧券 500円(五島観光歴史資料館の共通観覧券)