はじめに
この度晴れて世界遺産登録された上野にある「国立西洋美術館」!
あの近代建築の巨匠、ル・コルビジュエの作品群の一つとして登録に至りました。
今ではそんな世界遺産を一目見ようと、連日長蛇の列になっている話題スポットなんですよ。
「国立西洋美術館」に訪れたらチェックしておきたいポイントをご紹介します。
世界遺産に認定!ル・コルビジュエ建築の「西洋美術館」へ行こう①祝!世界遺産登録
この度、正式に上野にある「国立西洋美術館」が世界文化遺産に指定されました。
世界遺産となったのは、20世紀を代表する建築家「ル・コルビジュエ」の作品群17作品で、フランス、日本、インドなど、世界7か国にまたがる17作品が一度に登録されることとなりました。
これは、一つ一つの作品が評価されたのもありますが、近代建築の先駆けとして「ル・コルビジュエ」の建築群が評価された、ということです。
また、日本では、世界遺産に登録されているのは20か所になりますが、都内での世界遺産登録は、これが初めてとなりました。
世界遺産に認定!ル・コルビジュエ建築の「西洋美術館」へ行こう②実際に見てみたい
世界遺産に登録された建築ということで登録後は、毎日にようにマスコミが押し掛け、来場者も長蛇の列で後を絶たないという「国立西洋美術館」!
上野という立地のよさもあり、一目見ておきたいものですね。
そこで、西洋美術館の見どころをご紹介します。
まず見ておくべきポイントのひとつが、入り口です。
入り口部分は大きく窓が取られ、2階部分が日よけのようにせり出しているのが特徴です。
この構造は、建物とそこに集う人々が一体となれるように考えられた構造なのだそう。
光の取り込み方も、近代的かつ合理的なル・コルビジュエの作品らしい仕上がりです。
世界遺産に認定!ル・コルビジュエ建築の「西洋美術館」へ行こう③今では当たり前のあれも!
「国立西洋美術館」では、今では当たり前になっている建築方法が、早くも取り入れられていることで注目されています。
2階へ上がるためには階段ではなくスロープを利用します。
ゆっくりとスロープを上がることで、1階部分を見ながらその視覚的な変化を楽しめるようになっているのです。
また吹き抜け部分には、今では当たり前のダウンライトが採用されていて、これもル・コルビジュエが近代建築の巨匠、さきがけと言われる由縁です。
世界遺産に認定!ル・コルビジュエ建築の「西洋美術館」へ行こう④常駐の松方コレクションも必見
「国立西洋美術館」が世界文化遺産に指定され、その建築に注目が集まっていますが、コレクションもなかなかのものです。
国立西洋美術館に常駐されている美術品は「松方コレクション」と呼ばれていて、主にフランスの美術品となっています。
ロダンの「考える人」、モネの「睡蓮」なども常駐作品です。
松方コレクションは戦争で一時フランスに接収されましたが、のちに美術館に展示することを条件に返却されていて、そのコレクションを展示するための美術館が「国立西洋美術館」なんですよ。
◆国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
電話::03-5777-8600
開館時間:9:30~17:30(金曜日~20:00)
休館日:毎週月曜日、年末年始
常設展料金:一般430円、大学生130円
毎月の第2、第4土曜日、文化の日(11月3日)は常設展の観覧料が無料になります。
国立西洋美術館
おわりに
いかがでしたか?
今話題の「国立西洋美術館」をご紹介しました。
世界文化遺産に指定され注目が集まっていますが、ル・コルビジュエの作品は本当に建築として無駄がなく、素晴らしいんですよ。
ぜひ一度足を運んでみてください!
現在は一時的に開館時間も長くなっているようですよ♡