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興味深いのはモアイ像だけじゃない!チリの世界遺産「イースター島」




はじめに


イースター島といえば、「モアイ像」が有名で、世界遺産にも登録されています。
しかし、現在はモアイ像だけでなく、マリンスポーツなどのアクティビティーも最近話題になってきました。
今回は、そんなイースター島の魅力や見どころをご紹介します。

モアイ像で有名!チリの世界遺産「イースター島」とはどんな島?


イースター島は、太平洋に浮かぶ火山島です。チリの海域にあるんですよ。

実は、イースター島の正式名称は「パスクア島」。現地語名では「ラパ・ヌイ」と呼ばれています。

日本ではスペイン語で復活祭を意味する「イースター島」という、英称由来の名前で親しまれています。

ちなみに、この“イースター島”の由来は、1722年のイースター(キリストの復活祭)に発見されたことから、名前がついたと言われていますよ。

モアイ像で有名!チリの世界遺産「イースター島」の歴史


イースター島へ、最初にポリネシア人が訪れたのは、4世紀~5世紀だといわれています。

このころのイースター島は、化石や花粉を見る限り、亜熱帯性雨林の島であったと考えられています。
ポリネシア人はイースター島に定住すると、遅くとも10世紀にはモアイ像を造るようになったようですね。

さらに、最初は1つの部族として生活していましたが、徐々に分裂。部族の数が増えていったようです。

しかし、着実に増える人口と、大量伐採によって森が失われ、1722年にオランダ海軍提督のヤーコップ・ロッヘフェーンが到達したときは、イースター島の生活は石器時代の生活とほとんど変わらなかったとか……!

18世紀から19世紀にかけて、奴隷としてイースター島の住民たちは、島外へ連れ出されて行きます。また、外部から入ってきた天然痘によって人口が激減し、1872年には島民人数は、111人にまで減ってしまうのです。

現在は、奴隷として連れられて行かれた子孫が島に戻って生活しているんですよ。

チリの世界遺産「イースター島」にあるモアイ像の不思議


モアイ像は10世紀から17世紀の約800年間に作られたものと判明しています。
モアイ像には、人型に近い第1期、上半身までの第2期、髪飾りがついた第3期、一般的に私たちのなじみ深い第4期といった、4タイプに分けられます。

モアイ像は集落を守るように立っていましたが、18世紀以降は破壊されていくこととなります。

森林伐採によって、肥えた土が海に流出。豊かな漁場や耕作地域をめぐって部族間衝突が起こってしまったんだとか……。

モアイ像は、その瞳に霊力が宿ると考えられていますが、部族の守り神であるモアイ像を倒して、目を粉々に破壊するという「モアイ倒し戦争」が50年ほど続きました。
現在残っているモアイ像は、その名残なんですよ。 モアイ像で有名!チリの世界遺産「イースター島」のおすすめスポット

モアイ像で有名!チリの世界遺産「イースター島」のおすすめスポット


イースター島の観光で一番最初に訪れてほしいのが、「イースター島博物館」です。
島唯一の村・ハンガロア村の、アフ・タハイ遺跡の近くにある博物館です。

ここではイースター島の歴史についてわかりやすく解説しているため、「イースター島の悲劇」と呼ばれるにいたった経過を、より詳しく知ることができますよ。

こちらでは、モアイ像の第1期~第4期の変遷も見ることができます。
また、イースター島のモアイ像は、先述した「モアイ倒し戦争」によって目が破壊されているものが多いのですが、博物館には貴重な目のあるモアイ像が展示されているので、必見ですよ!

◆イースター島博物館
所在地:Tahai s/n, Isla de Pascua - Easter Island Chile.

モアイ像で有名!チリの世界遺産「イースター島」のおすすめグルメ


現在のイースター島の食生活はチリ文化の影響を受けています。
観光客向けに様々な料理を提供するレストランもありますよ。

今回は、中でもイースター島近郊のおいしいシーフードが食べられるレストラン「Restorant Neptune Island」をご紹介いたします。

小さなレストランですが、サービスも料理も申し分ありませんよ。
イースター島の綺麗な海を眺めながら、ぜひ食事を楽しんでください♡

◆Restorant Neptune Island(レストラン ネプチューン アイランド)
住所: Avenida Apina | South West Coast of The Island, Hanga Roa, Easter Island 234000000, Chile

モアイ像で有名!チリの世界遺産「イースター島」を訪れる祭の注意事項


イースター島は亜熱帯気候に属しています。
南半球に属するため、日本が位置する北半球とは季節が逆になりますよ。

また、はっきりとした四季はなく、主に雨季と乾季の二季に分かれています。
11月~4月が乾季、4月頃~10月頃が雨季となりますよ。

2月頃の気温は25度以上、8月の気温は15度と気温差はありますが、年間を通して過ごしやすい気温なんです♪

雨季になると雨が頻繁に降るため、乾季の11月~4月がイースター島のベスト観光シーズンです。
しかし、年間を通して天候は非常に不安定な地域なので、乾季でもスコールが突然降ることもありますよ。
スコールになると風も強いため、傘よりもカッパの方が活躍するでしょう。

モアイ像で有名!チリの世界遺産「イースター島」へのアクセス方法


イースター島へのアクセス方法をご紹介します。

島に空港はありますが、日本とイースター島を直接結ぶ便はありません。

また、使用できる航空会社はラン航空のみとなっているので、タヒチ経由かチリの首都・サンティアゴを経由する方法のみとなります。

また、時間はもちろん費用も比較的高く、片道で軽く10万円を超えます。
こまめに価格を調べ、往路復路の日程を調整して、安い日のフライトを選ぶといいですね。

チリの世界遺産「イースター島」観光で体験したいアクティビティ


イースター島にはもモアイ像のほかにも祭壇や、地球のヘソと呼ばれるパワーストーンなど、見どころがたくさんあります。

しかしせっかくイースター島を訪れたなら、ぜひマリンスポーツを楽しんでみませんか?

絶海の孤島であるイースター島で、唯一遊泳できる「アナケナビーチ」では、アフ・ナウ・ナウの6体のモアイ像を眺めながら、真っ白い砂浜とエメラルドグリーンのビーチを堪能することができるんです♡

透明度が高いので、シュノーケリングなどもできますよ。
乾季の暖かい時期に訪れて、イースター島のきれいな海で思いっきりリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?♪

おわりに


イースター島は、無計画に行われた自然や環境破壊によって、自滅してしまった民族の歴史と事実を私たちに残している島でもあります。
静かにイースター島に佇んできたモアイ像は、目を潰されながらも、その民族たちに寄り添い続けてきたのです。
ユニークな姿ではありますが、悲しい結末を現代に訴えるモアイ像を、一度ご自身の目で見てみませんか?




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