はじめに
スタジオジブリを語るのに欠かせない人といえばこの方!
映画プロデューサーの鈴木敏夫(すずきとしお)さんの凄さをご存知ですか?
宮崎駿(みやざきはやお)監督とは一味違った、知っておきたいエピソードをご紹介します。
ジブリに欠かせない!鈴木敏夫さんの発想力▶︎スタジオジブリに関わるようになったきっかけとは
鈴木敏夫さんは、もともとは株式会社スタジオジブリに入社したのではなく、株式会社徳間書店へ入社していました。
アニメ雑誌のアニメージュが創刊されたこと、そこで宮崎駿監督の特集を組んだことがきっかけで、この後スタジオジブリに移籍したんです。
そこからは、スタジオジブリの全作品のプロデュースや制作にかかわっている敏腕プロデューサーなのです!
彼なしではジブリはないと言わせるすごい方なんですよ。
ジブリに欠かせない!鈴木敏夫さんの発想力▶︎スタジオジブリのヒットのきっかけ
今では公開すれば大ヒットのスタジオジブリ作品ですが、最初から順調だったわけではないんです。
「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」は評価はされていたものの、興行的には苦戦していました。
今考えると、ちょっと信じられませんよね。
そんな中、きちんと宣伝できているのかに疑問を持ち、「魔女の宅急便」から製作に加わった鈴木敏夫さんの大々的な宣伝により、「魔女の宅急便」は興行的にも大ヒットしたんです。
ジブリに欠かせない!鈴木敏夫さんの発想力▶︎発想力やセンスが客観的
鈴木敏夫さんは、あらゆる映画のキャッチコピーやタイトル決めにも関わっていることをご存知ですか?
例えば「もののけ姫」は当初、宮崎駿監督はアシタカ聶記(せっき)とつけたかったそう。
けれど鈴木敏夫さんは、「もののけ姫」というタイトルを押し通すことに。
結果、「もののけ姫」は興行収入193億円の大ヒットを記録しました。
この記録はジブリ作品でも、なんと第3位にランクインする記録なんですよ。
ほかにも「かぐや姫の物語」につけられている「姫の犯した罪と罰」というキャッチコピーは、観客側の「観てみようかな」という気持ちを「絶対に観てみたい!」という気持ちにさせる名キャッチコピーと言われたほどなんです。
ジブリに欠かせない!鈴木敏夫さんの発想力▶︎宮崎駿さんとは少し違う視点を持っている
鈴木敏夫さんは宮崎駿監督とは作品の見方が違い、映画を客観的に見ている分、タイトルやキャッチコピー、どのイラストで映画を宣伝するかなどの決定にも大きく関わっています。
いかに映画をヒットさせるか、に重点をおいた決断で、抜群のセンスを発揮していますよね。
一般の視聴者の惹かれる部分を誰よりも知っているからこそ、鈴木敏夫さんも関わるスタジオジブリの作品はヒットするんです。
宮崎駿監督が「どうしてそのキャラクターをアピールするのか」と疑問に思うこともあり、たびたび二人は意見を戦わせたというエピソードもありますが、発想力や世界観でがあるからこそ、鈴木敏夫さんはスタジオジブリにとってなくてはならない存在なんですよ。
おわりに
彼なしでは今のスタジオジブリはないと言われる鈴木敏夫さん。
そのセンスの良さと彼の世界観で、よりジブリが生み出す作品が良いものとなっているんですね。
鈴木敏夫さんのような発想力を、ぜひ身につけてみたいですよね。