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ホテル運営のホテル一萬里、負債35億円で自己破産を申請 3番目の大規模倒産


長野県佐久市のホテル「佐久一萬里温泉ホテルゴールデンセンチュリー」を運営するホテル一萬里は 5 月 4 日付で、自己破産申請の手続きに入っていることが帝国データバンクの調べて明らかになった。負債総額は約 35 億円で新型コロナウイルス関連の宿泊事業としては過去 3 番目の規模。


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佐久一萬里温泉ホテルゴールデンセンチュリーは、軽井沢近隣の佐久市にあり客室150室・約350名収容できる天然温泉付きホテル。岩風呂、源泉洞窟風呂、岩風呂など全 11 種 の浴槽を売りに、披露宴、パーティー、飲食、会議など幅広いニーズに対応していた。


佐久市内では最大級の宴会施設を有していたことから地元では高い知名度を持ち、2002 年 5 月期には年収入高約 13 億 6500 万円を計上。一時は介護付有料老人ホームの経営にも着手するなど事業を拡大していた。


しかし、近年は近隣の宿泊施設との競争激化や宿泊単価の下落などの煽りを受けて、業績は下降線をたどり、2018年5月期には年収入高約 8 億 3700 万円、 2019 年 5 月期には約7億6400万円へと減少し厳しい状態が続いていた。


同ホテルでは、債権者から協力を仰ぎつつ事業を継続ながら、外部コンサルタントを導入するなどし再建策を模索していたが、2020 年に入り新型コロナウイルスの影響で事業環境が一変。


収束が見通せないことなどから、事業の継続を断念したものとみられる。


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