デルタ航空の東京/羽田〜シアトル線の発着枠の返上を受けて、アメリカ運輸省が発着枠を割り当てた、アメリカン航空の東京/羽田〜ロサンゼルス線の就航が発着枠の割り当てから60日以内に行われる見込みがないとみられるとして、声明を発表した。
デルタ航空は、「アメリカン航空は発着枠を与えられてから60日以内に運航を開始できるとはみられず、広告、販売などの具体的な動きを示していない。すでに他の航空会社による毎日2便の東京/羽田〜ロサンゼルス線で利用者の需要は満たされており、発着枠はただちに返上すべきだ。」と声明で述べている。
デルタ航空は、アメリカ運輸省が通年のデイリー運航を発着割り当て継続の条件としたことから、充分な需要を見込めないとして、9月30日をもって東京/羽田〜シアトル線の運航を取り止めている。これによって、発着枠の再割り当てを行った結果、アメリカン航空の東京/羽田〜ロサンゼルス線に発着枠が割り当てられた。すでにデルタ航空と全日空(ANA)が同路線に就航しており、1日3便が就航することになる。発着枠の割り当ては、ハワイアン航空がコナ線でも求めていた。