外務省は、リベリア、シエラレオネの危険情報を「レベル2」から「レベル1」に引き下げた。
2014年に流行したエボラ出血熱で、世界保健機構(WHO)は3月29日に、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」の宣言を解除しているものの、今後も再発の可能性があるとして警戒を呼びかけており、リベリアとシエラレオネ政府から非常事態宣言は解除されていないものの、感染の不安に起因する暴動は発生していないことから、危険度を「レベル2不要不急の渡航は止めてください。」から「レベル1:十分注意してください。」に引き下げた。
エボラ出血熱は発症すると致死率が高く、特定の予防薬はない。症状が出ている患者の血液、排泄物、吐物などや注射針などに触れた場合、ウイルスが傷口や年末から侵入することで感染する。エボラ出血熱の流行により国内の医療体制は弱体化しており、現地で十分な医療が受けられない可能性もあるとしている。