川崎汽船は、一部の非船舶運航業者(NVOCC)が、川崎汽船が倒産する可能性があるというメールを顧客に送信したことに対し、事実無根として強く抗議した。法的措置も検討している。
川崎汽船によると、6月末時点の現預金は2,143億400万円、純資産は3,303億9,200万円で、自己資本比率は29.1%、流動比率は154.5%で格付けも同業他社と遜色ないレベルで健全性を保っているとしている。メールを送信した企業は誤りを認め、撤回と訂正文書の顧客への送付を行うとしている。
川崎汽船は、LNGや石油の輸送、ターミナルの運営、航空貨物・陸送・倉庫などの総合物流事業などを行っており、東京証券取引所1部、福岡証券取引所、名古屋証券取引所に上場している。