シンガポール航空と中部国際空港は、エアバスA380型機特別便の飛来に合わせ、小学生を対象とした夏休みイベントを開催した。子供達にお客様をもてなす素晴らしさを伝え、興味を持ってもらうことを目的としている。
愛知県、岐阜県、三重県在住の小学4年生から6年生の男女29名が参加。女子はサロンケバヤ、男子はパイロットキャップを着用して、チェックインカウンターでキャンディやバゲージタグなどを乗客へ配布体験。その後A380型機に搭乗し、1階のプレミアム・エコノミークラスではおしぼりや雑誌、毛布の配布、2階のビジネスクラスではアナウンス体験を2班にわけて行った。名古屋市の河村たかし市長やデイヴィッド・ラウ日本支社長、デズモンド・パン日本支社中部地区支配人も参加した。体験後には搭乗口付近で、河村たかし市長やなぞの旅人「フー」とともに記念撮影、出発ロビーでは修了式を行った。
シンガポール航空がA380型機を中部国際空港に就航させるのは、名古屋就航25周年を迎えた2014年に続いて2年目。今年は8月10日と14日に運航を行った。8月10日には、シンガポール建国50周年を記念した特別塗装機で運航した。展望デッキでは多くのファンが出迎えた。10月23日より、シンガポール航空が日本発着便で唯一A380型機で運航している、シンガポール〜東京/成田〜ロサンゼルス線の機材をボーイング777-300ER型機に変更するため、乗り入れ便はなくなる。
デイヴィッド・ラウ日本支社長は、空港会社の協力に謝意を述べ、今後もこのような体験会を継続したいと語った。