茨城県の橋本昌知事は8月10日に開催した定例会見で、台湾の格安航空会社(LCC)のVエアが、茨城〜台北/桃園線を9月18日をもって運休することを受けて、「実に残念」とコメントした。
搭乗率が特別低いという状態ではなかったとしながらも、Vエアを吸収合併するトランスアジア航空に就航を働きかける意向を示した。茨城~台北/桃園線の6月の搭乗率は57.6%と採算ラインを下回っていた。成田空港発着の台湾線が増えたことによる競争激化や、茨城空港発着便は週4便と利便性が悪いことなどが影響したものとみられる。
茨城県の空港対策課がまとめたところによると、2月の時点では日台線の運航便数は503便だったものの、6月には609便と大幅に増加。8月8日現在で65便が減便になる可能性が報じられている。