ネットエイジアは、「ビジネスパーソンの旅のテクニックに関する調査2016」を30歳から59歳のビジネスパーソン2,000名に対して実施し、結果を公表した。
まず最初に、今年の夏、旅行にいく予定があるかどうか聞いたところ、旅行にいく予定がある、または行きたいと思っているビジネスパーソンの割合は65.2%となり、昨年の69.5%より4.3ポイント低く、一昨年比では7.1ポイント低くなっている。特に50代の落ち込みが激しい。しかし、女性の旅行意向率は昨年の68.0%から69.9%に1.9ポイント上昇しており、男性の旅行意欲が減っているものの、ビジネスウーマンの旅行意欲は回復傾向にあることが分かる結果となった。
そして、旅行に行く・行きたいビジネスパーソンに対し、どこへ行きたいかを聞いたところ、最も多かったのは関東で、次に北海道。夏の北海道は通常の旅行先ランキングでも人気だが、やはりビジネスパーソンも行きたいと思っているようだ。ただ、夏が本番とも言える沖縄が昨年の5位から9位と大きくランクダウンしており、沖縄のホテル代が高くなっていることや長期の休みが取りづらいことなどが影響しているのではないかと考えられる。
さらに、旅行に行く予定がある・または行きたいビジネスパーソン1,303名に、今年の夏の旅行は、一人あたりいくらくらいの予算を考えているか聞いたところ、「2万円~3万円未満」との回答が最も多く17.3%、次いで、「4万円~5万円未満」が13.7%で続いた。また、「9万円~10万円未満」(9.8%)、「10万円~20万円未満」(10.1%)といった金額帯は1割前後で、一人あたりの予算の平均額は70,272円となった。昨年までの調査結果と比較すると今年は前年比で3,000円以上の上昇に。特に30代のビジネスパーソンの上昇額が大きく、一昨年よりも1万円以上上昇している。これまで節約旅行の志向が強かった若いビジネスパーソンも、旅行の時ぐらいはとお金を使うようになってきたようだ。