大日本印刷(DNP)は、低照度の人工照明の光でも動作する「DNPソーラー電池式Bluetoothビーコン」の販売を開始した。羽田空港第1ターミナルで、日本航空(JAL)が提供する「国内線保安検査場待ち時間ご案内サービス」のスマートフォンアプリ向けに先行導入されている。
商業施設や空港、駅構内などの複雑な構造の屋内施設では、GPSやWi−Fiよりも動作が安定しているビーコンを活用するケースが増えているものの、多くは電池やAC電源が必要で、設置後の電池交換や工事負荷、費用がかかる点が課題となっていた。新製品では照度1,000ルクスの照明下であっても、1秒間に10回程度継続して動作させることができ、メンテナンス等の負荷を軽減させることができる。価格は1台15,000円(参考価格)。
DNPは今秋を目処に提供を開始する、IoTを活用した位置情報サービスに六重kた取り組みで、今後流通や小売、空港や鉄道などの屋内施設を持つ企業向けに販売するほか、関連デバイスやバックエンドシステムの開発を進めていくことで、3年間で6億円の売上を目指す。