ラタム航空グループは、新しいデザインの機体と制服、空港デザインなどを東京都内で開催したブランド発表会で発表した。
ラタム航空グループは、タム航空とラン航空の合併後の新名称で、グループにはラタム航空とペルー、アルゼンチン、コロンビア、エクアドルの関連会社、ラタムカーゴとその関連会社、タム航空と子会社のタム・リンハス航空(ラタム航空ブラジル)と事業部門のタム・メルコスール航空(ラタム航空パラグアイ)、タム航空、マルチプラス社から成り立っている航空グループ。323機を保有し、旅客便は世界25カ国約138都市、貨物便は世界29カ国140都市に就航している。
エンリケ・クエト(Enrique Cueto)最高経営責任者(CEO)は、「5月から新デザインのラタム航空機が就航を開始し、これは正に南米を代表する航空グループの歴史の上で大きな節目となる出来事と言えます。乗客皆様の空の旅をより便利で快適なものにするという大きな目標に向け、今後ますますより良いものへと変化していきます」とコメントした。
ハビエル・アリアス日本地区支社長兼アジア地区営業統括本部長は、「我々のパートナーやワンワールド・アライアンス加盟航空各社を通し、一新したラタムのカウンターでのチェックインからラタムVIPラウンジでのくつろぎ、そしてラタムの機材でのご旅行にいたるまで、乗客の皆様にはラタムをご満喫いただけます。乗客の皆様には新たなグローバルブランドの下、より高い利便性を体験して頂くことにより、日本のお客様にとって南米をより身近なものに感じていただければと思います。我々の持つ南米大陸全体を網羅するネットワークを最大限活かし、最先端の航空機にて、ユニークで比類なき体験を乗客の皆様に提供していきます」とコメントした。
2016年末までに50機以上の機体で新塗装を施し、2018年にも完了する計画。新技術を採用することで、25%の軽量化を実現。1機あたり20キロ軽くなることで、グループでの二酸化炭素排出量は年間3,900トン削減できることを見込んでいる。無線LANを通じたコンテンツ配信システムの「ラタム・エンターテイメント」の導入や南米産ワインの搭載など、機内サービスの充実も図る。