台湾の複数のメディアによると、5月6日夜、台湾・桃園国際空港から羽田空港に向かっていたVエア機内で、乗客が持ち込んだモバイルバッテリーが発火する事故があった。
事故があったのはZV252便(エアバスA320型機・機体記号B-22610)。離陸から約30分後の現地時間午後10時55分頃、乗客が手荷物に入れて機内に持ち込んだモバイルバッテリーが発火した。火はその場ですぐに消し止められたが、安全のためこの便は桃園国際空港に引き返した。乗客161名にけがはなかった。着陸後の検査で機体に損傷はないことが確認されたが、乗客は別の飛行機に乗り替え、日本時間7日午前6時過ぎ、約4時間遅れで羽田空港に到着した。
国際民間航空機関(ICAO)は、旅客機でのリチウムイオン電池の貨物室への預け入れを4月1日から暫定的に禁止しているものの、機内への手荷物持ち込みは認めている。