大和ネクスト銀行は、過去5年以内に短期間の海外渡航経験のある全国の20~79歳、1,000名を対象に「海外渡航に関する調査」を実施し、結果を発表した。
海外旅行の良かったところや困ったところについて聞いたところ、海外で体験できてよかったところは1位に「食べ物・飲み物」、2位に「街並み」、3位に「現地の歴史・文化」となった。年代別の割合を見てみると、20代から30代の若年層は、ショッピングやレジャー・スポーツといった項目が平均よりも高く、60代から70代といったシニア層は現地の歴史・文化や世界遺産・絶景、芸術などの項目が平均よりも高くなった。若年層は旅行にショッピングや自分が体験できるレジャー・スポーツといったなどを楽しむ傾向があり、シニア層は知的好奇心を満たせたことに満足しているようだ。
次に、海外で経験したトラブルについて聞いたところ、「タクシーがわざと遠回りをした・しようとした」が1位。その後に「交通機関が定刻より早く出発した・大幅に遅延した」、「おつりや両替の際に金額をごまかされた・ごまかされかけた」が続いている。交通トラブルが上位である一方で、金銭トラブルの情報も多くの人から挙げている。特に、置き引きやスリにあった人は未遂も含めると10人に1人だった。
また、海外渡航時のお金の取り扱いに関する意見として、「持ち歩くなら現金よりカードのほうが盗難保険もあるため安心だ」にどの程度同意できるかを聞いたところ、同意率は78.9%となった。
最後に旅行に行く前に準備しておけばよかったものについて聞いたところ、「スペースに余裕のあるスーツケース」が最も多くの回答を集めた。お土産を持ち帰る際に、スーツケースに入りきらなかったという経験のある人が多いようだ。それ以外には、「暑さ・寒さ対策」、「常備薬」、「日本食」、「ネット接続用品」などが続く。どれも日本ではいつでも手に入るものだが、見知らぬ土地ですぐに手に入れようと思うと難しいので、入用になりそうな場合には持っていくことが賢明だ。