国土交通省は、格安航空会社(LCC)の認知度やイメージ向上を図るため、国内LCCのネットワークや拠点空港へのアクセス情報、各社の定時運航率や欠航率などの情報を集約したサイトを、2016年度の早い時期に立ち上げると発表した。
国内観光の振興・国際観光の拡大に向けた高速バス・LCC等の利用促進協議会がまとめた「国内観光の振興・国際観光の拡大に向けた高速バス・LCC等の利用促進に関する当面の取組方針」で明らかにしたもので、LCCは他の航空会社と比べて、定時運航率や欠航率が特別劣っているわけではないにも関わらず、「なんとなく不安」「遅延・欠航が不安」といった理由でLCCが利用されていないといった調査結果や、成田空港や関西国際空港が都心部から遠いというイメージを払拭する狙いがある。
LCCの旅客数シェアは、2014年には約7.6%に拡大しており、「交通政策基本計画」では、2020年までに14%にまで拡大することを目標としている。