きょう3月19日、上野と札幌を結ぶ寝台特急「カシオペア」の上野発最終列車が出発した。あす20日には札幌に到着し、折り返し札幌発をもって定期運転を終了する。これにより、上野を発着する寝台特急は全廃となる。最後の出発を見届けようと、上野駅には多くのファンが詰めかけた。
「カシオペア」は1999年にデビュー。12両編成で全室がA寝台個室となっており、上野発最後尾にあたる1号車に1室だけ設けられている「カシオペアスイート」はデビュー当初から発売開始時刻に瞬時に売り切れるなど人気が高いことで有名だった。
JR東日本は当初は「カシオペア」を廃止する意向だったものの、JR貨物から電気機関車を借り受けることで青函トンネルの運転が可能になることから、復活させる意向を固めたと報じられている。