マクロミルは、「訪日中国人の国内消費に関する実態調査」を実施し、結果を発表した。調査対象は、2014年12月以降に日本を訪れたことのある中国人500人。
直近の訪日旅行で使った総額を聞いたところ、平均額は27,511元(約48万円)で、最高額は35万元(約613万円)だった。訪日前に考えていた訪日旅行の予算の平均額は25,280元(約44万円)であり、予算オーバーしてしまう人が多いようだ。また、日本滞在中の「買い物」に使った金額も聞いたところ、平均は13,150元(約23万円)、最高額は12万元(約210万円)という結果だった。(金額は1元=17.5円で換算)
日本で「買っておくべき」と考えているものについて聞いたところ、1位「スキンケア化粧品」(77.8%)、2位「チョコレート」(54.0%)、3位「デジタル一眼レフ」(48.0%)だった。「実際に日本滞在中に購入したもの」について聞くと、「買っておくべき」と考えているものと同じく「スキンケア化粧品」(71.0%)、「チョコレート」(52.2%)が上位2位に入った。一方、「買っておくべき」で3位だった「デジタル一眼レフ」は、実際に購入した人は31.8%で6位となった。
日本で購入したものについて、「自分のために」「頼まれて(代理購入)」「お土産として」の購入目的別に集計したところ、いずれも「スキンケア化粧品」「チョコレート」が上位に入った。代理購入では化粧品類が上位3位を占めたが、お土産としては「チョコレート」「スナック・ビスケット」のほか「日本酒」など飲食物が人気。自分のために購入するものについては、5位に「デジタル一眼レフ」が入った。