エアバスは現地時間11月24日、プラット&ホイットニー社製PW1100G-JMエンジンを装備したA320neoが欧州航空安全庁(EASA)と米連邦航空局(FAA)より型式証明を同時取得したと発表した。
飛行テストでは、3機のA320neoがプラット&ホイットニー社製PW1100G-JMエンジンを装備して飛行を行い、約350回のテストフライトで1,070時間飛行した。このうち300時間は同一のテスト機により通常の航空会社と同じ条件下で行われた。
今後数ヶ月のうちにCFMエンジンを搭載したA320neoが型式証明を取得予定で、その後、A321neo、A319neoでそれぞれのエンジンを搭載した機種が続く計画。
日本ではANAホールディングスがA320neoを7機、A321neoを26機発注している。
エアバスのファブリス・ブレジエ社長兼最高経営責任者(CEO)は、「EASAとFAAから同時に型式証明を取得したことはエアバスにとって大きな業績であり、わが社とプラット&ホイットニー社チーム全員の努力によるものです。これにより初号機引き渡しへの道筋がつき、今後多くの航空会社に比類ない経済性と機内の優れた快適性を提供できます」とコメントした。