成田国際空港は、今年4月にオープンした第3旅客ターミナルが、公益財団法人日本デザイン振興会主催の 2015年度「グッドデザイン賞」で、国内空港のターミナルビルとしては初めて「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞したと発表した。
今年度のグッドデザイン賞は、審査対象となった延べ3,658件のうち1,337件が受賞。中でも高く評価された100件が「グッドデザイン・ベスト100」として選出され、更にその中から「次代の産業・生活・社会を切り拓く、未来を示唆するデザイン」である計19件が「グッドデザイン金賞」として選ばれた。
グッドデザイン賞審査委員は、「LCCのための空港をローコストでつくるために、空間や素材、サインや家具など、様々な観点から徹底的に追求して生まれた、全く新しい空間の質を持った空港である。その結果、わかりやすさ、歩きやすさ、使いやすさ、静かさ、楽しさなど、従来の空港の概念を覆すほどに新しい数々の価値が、誰にでもわかりやすいかたちで提示されている。」とコメントした。
第3旅客ターミナルは、陸上トラックで色分けすることで出発動線と到着動線をわかりやすくしたほか、無印良品のソファーなどを配置し、機能的かつ優れたデザインにこだわった。