
ZIPAIR Tokyoは10月20日、東京/成田〜クアラルンプール線を開設した。
1日1往復を運航する。クアラルンプール行きのZG61便は、東京/成田を午後4時50分に出発し、クアラルンプールには午後11時40分に到着。東京/成田行きのZG62便は、クアラルンプールを午前1時10分に出発し、東京/成田に午前9時に到着する。機材は「ZIP Full-Flat」18席、「Standard」272席の計290席仕様のボーイング787-8型機を使用する。
片道運賃は「Standard Value」が34,900円から、「ZIP Full-Flat Value」が90,000円から。燃油サーチャージは設定せず、空港使用料や諸税は別途必要となる。

成田空港で開いた記念式典でZIPAIRの深田康裕社長は、「成長を続ける東南アジア市場におけるネットワークをさらに広げる重要な路線」と説明。マレーシアでは製造業に加え、デジタルサービス分野への投資も拡大しているとし、ビジネスや観光、留学など幅広い渡航需要を見込む。2025年のマレーシアからの訪日客数が約63万人に達したことにも触れ、両国間の往来が活発化していると強調した。

初便のZG61便は、フルフラット17名、スタンダード132名の計149名(うち幼児1名)が利用。機材には、航空輸送の脱炭素化と持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、パートナー企業4社のロゴをあしらった特別デカール機(機体記号:JA828J)が使用された。

同便は16番スポットを午後4時56分に出発し、午後5時12分に離陸。深田社長らが地上から出発を見送った。
クアラルンプール線は、2025年3月に就航したヒューストン線以来の新路線となる。これにより、ZIPAIRの東南アジア路線はバンコク、シンガポールと合わせて3路線に拡大した。
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▲初便の出発を成田空港で見送る深田康裕社長(中央)[/caption]
深田社長は、成田空港で計画されている第3滑走路の整備やターミナル機能の強化を見据え、今後も機材数の拡大と路線ネットワークの充実を進める方針を示している。今後の路線展開については、地政学的なリスクを踏まえ、「東南アジアとアメリカをバランスよくやっていく」と説明。東南アジアにはさらなる路線拡大の余地があるとし、未就航の市場としてインドネシアやベトナムを挙げた。
北米方面では、今年度中の就航を計画しているトロントを北米東部への足がかりと位置付け、米国東海岸への路線拡大にも意欲を示した。当面はアジアと米国を中心とした環太平洋地域を重点市場とし、787型機の航続性能を生かしてネットワークを拡充する考えだ。

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▲搭乗口で初便の乗客に記念品を手渡す深田社長[/caption]




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▲初便の乗客に配られた記念品と搭乗証明書[/caption]
