
西日本鉄道は、貝塚線で運用する600形の一部車両をアイスグリーン塗装に復刻し、7月19日から運行を開始した。
西鉄電車のアイスグリーン誕生50周年記念と、鉄道ファンからの要望に応えるもの。復刻する車両は606号車と656号車の2両。運行期間は7月19日から2027年8月までを見込む。
復刻を記念し、車内4か所に600形の歴史を振り返る写真を掲示する。展示は7月19日から2026年3月31日まで行う。
1962年に登場した同形式は、都市圏の通勤輸送における混雑激化に対応し、特急から普通までの運用が可能な汎用電車として開発され、大牟田線の主力車両となった。1990年以降、宮地岳線(現貝塚線)に順次転籍し、車体をアイスグリーンからオキサイドイエローに塗り替えた。