欧州連合(EU)は、EU内の飛行を禁止されている航空会社の最新リストを公表した。
欧州航空安全庁(EASA)が指摘した安全上の懸念により、エア・タンザニアがリストに追加された。パキスタン国際航空は11月29日付けでリストから外れ、乗り入れが可能となった。
EUに乗り入れができない航空会社は129社で、15か国の100社が各国当局による安全管理が不十分であること、ロシアの航空会社22社とその他の7社が重大な安全上の欠陥を理由に乗り入れを禁止されている。
安全管理が不十分とされた15か国は、アフガニスタン、アンゴラ、アルメニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ジブチ、赤道ギニア、エリトリア、キルギスタン、リベリア、リビア、ネパール、サントメ・プリンシペ、シエラレオネ、スーダン。
重大な安全上の欠陥があるとされた7社は、エア・タンザニア、エア・ジンバブエ、アビオール航空、ブルーウイング航空、イラン・アセマン航空、フライ・バグダッド、イラク航空。イラン航空と高麗航空が運航制限の対象で、特定の機種でのみ乗り入れができる。
11月19日から21日までブリュッセルで開かれた、EU加盟国の航空安全の専門家による全会一致の意見に基づいて発表された。