日本航空(JAL)の最新鋭機・エアバスA350-1000型機の8号機(機体記号:JA08WJ)が12月7日、羽田空港に到着した。
JALはA350-1000型機を計13機を発注。初号機(JA01WJ)は2023年12月15日、2号機(JA02WJ)は1月15日、3号機(JA03WJ)は3月31日、4号機(JA04WJ)は8月1日、5号機(JA05WJ)は8月11日、6号機(JA06WJ)は10月3日に羽田空港に到着している。本来の順番であれば次は7号機(JA07WJ)が納入されるが、JALによると、エアバスでの組み立てスケジュールの変更に伴って8号機を先に受領したという。
[caption id="attachment_296397" align="alignnone" width="900"] ▲運航中の初号機(手前)と2号機[/caption]
フェリーフライトのJL8102便は、エアバスの工場があるトゥールーズを現地時間12月6日午後2時17分に出発し、同39分に離陸。カスピ海や中央アジア、渤海上空などを経由して、羽田空港のA滑走路に7日午前11時19分に着陸。格納庫前の212番スポットに同25分に到着した。3名の運航乗務員が同乗した。
エアバスA350-1000型機は従来のボーイング777-300ERの後継機となる、JALの新たな国際線フラッグシップ機。1月24日に就航し、現在は東京/羽田〜ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ線に1日2往復、東京/羽田〜ダラス/フォートワース線に同1往復、東京/羽田〜ロンドン/ヒースロー線に隔日で投入している。
客室は4クラス239席仕様で、ファーストクラスは「1-1-1」配列の6席、ビジネスクラスは「1-2-1」配列の54席、プレミアムエコノミークラス「2-4-2」配列の24席、エコノミークラスは「3-3-3」配列の155席。ファーストクラスとビジネスクラスにはJALとして初めて、扉付きの個室タイプを採用した。機内エンターテインメント(IFE)は全クラスで4K解像度モニターを導入し、Bluetoothでワイヤレスイヤホンと接続できる。
JALは今年度中にA350-1000型機を8機体制とする計画で、受領順が入れ替わった7号機も近日中に羽田空港に空輸されると見られる。