H.I.Sホテルホールディングスは、久米島海洋深層水開発からリゾートホテル久米アイランドを取得し、事業を継承する。
国内で既存ホテルを取得し、運営するのは同社として初の試み。すでに大型資本が参画し開発が進んでいる沖縄本島・宮古島・石垣島などと比較し、沖縄の美しい原風景が残っている久米島に未来への開発・発展の可能性を鑑み、エイチ・アイ・エスグループ全体の沖縄における受客拠点のホテルになり得ると考え、事業の継承を決めたとしている。
ホテルの名称は変更せず、従業員は継続して雇用する。テナントも契約を引き継ぐ。H.I.Sホテルホールディングスから複数の人員を配し、運営や営業を担うとともに、リゾートホテルの運営ノウハウの取得を目指す。
リゾートホテル久米アイランドは、客室201室を擁する、久米島最大のリゾートホテル。敷地にはプールやレストランのほか、テニスコートや宴会場も有する。4月から2025年にかけて、5段階に分けて、エントランス・プールやレストランなどの共用施設、全客室の大規模なリノベーションを実施する。
H.I.Sホテルホールディングスとエイチ・アイ・エスのホテル・旅館再生支援プロジェクトチームは、国内外のホテル・旅館との資本提携・協業の取り組みについて、複数の施設と協議している。