JR東日本は、今年秋頃に引退する新幹線E4系「Max」のラストラン企画を開始する。
3月13日のダイヤ改正以降、現在上越新幹線で運用されている全7編成の先頭・最後部車両の側面に、ラストランロゴを描く。ロゴは、E4系のシルエットをモチーフに、新幹線の未来を矢印で表現。車体カラーの朱鷺色(ピンク色)と青色で「イコール」で表現し、変化し続ける未来に答えを出し続けていきたいという思いを形にした。
また、3月下旬から特設ホームページを開設するほか、主な駅にJR東日本グループ社員のメッセージが伝わるポスター等を掲出する。
なお、ダイヤ改正以降にE4系で運転されるのは、上り列車が「Maxとき306・316・326・330・348号」、「Maxたにがわ404・410・412・416・474号」。下り列車が「Maxとき303・313・321・333・337号」、「Maxたにがわ321・403・407・409・411号」。
E4系は初代オール2階建て新幹線電車「Max」のE1系の後継として開発され、1997年12月に東北新幹線でデビュー。8両編成が基本で、2編成連結した16両編成での運転も可能。16両編成では定員1,634人となり、高速車両としては世界最大の定員数とされている。デビュー当時の車体は、青と白の2色をベースに黄色のラインが入ったカラーだった。2001年からは上越新幹線にも投入され、2014年の「新潟デスティネーションキャンペーン」に合わせて黄色のラインが朱鷺色に変更された。