関西エアポート神戸は、神戸空港で実施している滑走路舗装改修工事で、仕様を一部満たしていないことが判明したことから、工期を延長して再工事することを明らかにした。
滑走路全域の勾配修正を含めた表層舗装の改修を2020年3月から今年5月まで行う予定だった。工事エリアの一部で、アスファルト混合物が関西エアポート神戸が指定した仕様を満たしていなかった。
東亜道路工業が施工者で、アスファルト混合物の納品元である3ヶ所の製造プラントのうち1ヶ所から2020年9月〜12月に出荷されたアスファルト混合物を構成する材料の一部に、関西エアポート神戸が承諾した物とは異なる材料が使用されていたためだという。
滑走路の当面の使用には問題ないものの、滑走路の劣化が早まるなどの長期的な耐久性が劣ることが想定されるため、今回の工事対象全エリアを対象として再工事を行うとしている。滑走路の舗装に関する数値基準上の違反はなかった。