ヘンリー&パートナーズは、査証(ビザ)の事前取得なしに渡航が可能な国・地域数を集計した「ヘンリーパスポートインデックス2021」を発表した。
日本は3年連続で維持し、世界191ヶ国・地域への渡航ができる。2位はシンガポールで190、3位は韓国で189ヶ国・地域への渡航ができる。7位はニュージーランド、8位はオーストラリアとなり、APAC諸国が徐々に順位を上げた。
一方で、EU諸国やイギリス、アメリカは順位を落としている。過去7年間で、アメリカは1位から7位に転落しており、新型コロナウイルスの影響で、渡航できる国・地域は75を切っている。
2020年には査証免除協定を結んだ国は少なかったものの、アラブ首長国連邦(UAE)は例外で、イスラエルとの渡航が可能とするなど複数の協定を結び、2006年の62位から、2021年には16位に大きく順位を上げた。
調査は、国際航空運送協会(IATA)のデータを用いて行われた。事前渡航認証(eTA)、アライバルビザの取得が必要な国・地域も含んでいる。
■ヘンリーパスポートインデックス2021(括弧内は無査証渡航が可能な国・地域数)
1位:日本(191)
2位:シンガポール(190)
3位:韓国・ドイツ(189)
4位:イタリア・フィンランド・スペイン・ルクセンブルク(188)
5位:デンマーク・オーストリア(187)
6位:スウェーデン・フランス・ポルトガル・オランダ・アイルランド(186)
7位:スイス・アメリカ・イギリス・ノルウェー・ベルギー・ニュージーランド(185)
8位:ギリシャ・マルタ・チェコ・オーストラリア(184)
9位:カナダ(183)
10位:ハンガリー(182)